HubspotからSalesforceに移行する時のオススメ設定
SaaS企業で、Hubspotでフォームや、もしかしたらメール送信している企業で、Salesforceに移行しようという場合があると思うんです。ベンダーの開発を入れる場合は任せればいいのですが、リソースが常に不足しているスタートアップでは、ITに強いヤツがやることがほとんどだと思います。
そんな「スタートアップにいるITに強いヤツ」向けに、SalesforceのオススメTipsを紹介します。
1. SalesforceのプランはProfessional + Web Service API にする
はい。まずはSalesforceのプランから。この構成がおすすめです。営業担当は多分Enterprise (18,000円)をオススメしてくると思いますが、上記の構成でも問題なくHS連携できます。12,000円です。
はじめにSalesforce入れるタイミングで、多くの場合Enterpriseプランは不要です。余ったお金はプレミアサクセスプランか、関連サービスに使いましょう。Zapierとかに課金するのがおすすめです。
2. HubspotのアクティビティをSalesforce Todoに同期する際、レコード保存前トリガーでTodoのサブ種別をcallに設定する
はい。いきなりめちゃくちゃニッチなやつです。SalesforceのTodoには
• 活動の記録
• Todo
と2種類あります。活動タイムラインに表示される際
〇〇さんが△△さんとの活動を記録しました。(活動の記録)
〇〇さんが△△さんとのTodoがありました。(Todo)
と表示されます。電話のメモと、見積もり送付みたいなタスクがごっちゃになると面倒なので、上記の設定をしましょう。
Todoのサブ種別は、Todoの作成時しか設定ができないので、一度作ってしまうと無理です。
上記の設定は、フローの高速項目更新から設定ができます。
3. Salesforceのリードオブジェクトは使うな。
これは運用次第なのですが、HubSpotのコンタクトは、Salesforceの取引先責任者に同期しましょう。リードに同期すると、このリードの会社、すでに取引あったっけ・・・?前に商談してたような・・・みたいなことになります。
データ構造がそもそも違いますからね。HubSpotをすでに使っていて、あとからSalesforceを入れる場合、リードは使わないほうがいいと思います。
4. コンタクトの情報を、商談にコピーしよう!
通常、しっかりHubSpotを活用できている企業であれば、コンタクトに情報が溜まっていると思います。
HubSpotのフォームからの情報は、基本的にコンタクトに保存がされるからですね。
商談では、そういった情報は是非参照したいので、それらは商談にコピーしましょう。
HubSpotのワークフローでやってもいいですが、Salesforceのプロセスビルダーでやるのが簡単です。
商談取引先責任者の役割が作成されたことをトリガーにして、取引先責任者に情報を商談にコピーすればよろしい。
5. 取引先責任者の役割の作成時に、主担当チェックボックスをオンにすべし。
最後は、若干優先度が下がるお話です。
Salesforceで取引開始をすると、最初のコンタクトは主担当になります。そして主担当はOpportunity.ContactIdで(実は)参照できるのです。
しかし、Hubspotから同期した場合、取引先責任者の主担当は設定されません。そこで、プロセスビルダーで設定します。
これをしておくと、商談ページからメールを送る際に、メールアドレスの入力をなくしたりできます。
今すぐに便利というよりも、今後より便利に使うために、今設定しておく、というようなイメージですね。
最後に
ここまで見てきて、Salesforceが初めての人は???となったと思いますし、両方使っている方には賛同いただける内容が多かったと思います。
こういう非本質的なところで車輪の再発明をするのはもったいないので、この記事の内容を参考にして、バキバキに使いやすいCRMを作っちゃってください。
記事でわからないことや、聞きたい事がありましたら、お気軽にDMでご連絡ください。
@Fukutaro_kunn
(前はMeetyを貼っていたのですが、返事が遅くなるので本記事ではTwitterアカウントを貼ります。)
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