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商談のフェーズごとの移行率を出したい。その2

前回の記事のあと、以下のようなコメントを貰いました。

この方式は、前回の方式と比べて、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

  • 商談フェーズ名の変更があった場合に、変更すべき場所が少ない

  • 一度作ると、複数の組織で汎用的に利用できる。

  • PREGROUPVALなどを使って、スマートに移行率を出せる

    • カスタム集計項目の上限や、レポートの系列の上限にぶつかりにくくなります。

  • 各フェーズの到達日が自動的に分かる

デメリット

  • レコード数が多くなる

  • 商談でレコードタイプを使用している場合のカスタマイズが少し難しい

    • 最も、前のやり方でもレコードタイプの考慮は必要なので、いずれにせよ解決する必要のある問題ではある。

      • カスタムメタデータかカスタムオブジェクトに商談レコードタイプIDとフェーズを保持しておく

      • フェーズ名やフェーズの並び順を工夫する

      • フローからカスタムメタデータを呼べるようになってくれ・・・

非管理パッケージ

こちらの方式は、一般化してつくることができたので、非管理パッケージとして作成しました。

パッケージの内容

  • カスタムオブジェクト・項目

    • 商談フェーズの到達・通過(OpportunityStageReach__c)※オブジェクト名悩みました。

      • フェーズ名(Name)

      • 商談(主従)

      • その他いくつかのカスタム項目

  • フロー

    • 商談作成時・フェーズ更新時に、商談フェーズの到達・通過レコードを挿入します。

  • サンプルレポート

    • フェーズ名に番号を振っている組織と、そうでない組織のために、2つのサンプルレポートを作成しました。

パッケージの使い方

  • インストールします。(URLは下に)

  • 必要に応じて、過去の商談に子レコードを作成します。

  • 必要に応じて、「商談フェーズの到達・通過」オブジェクトのカスタム項目「フェーズ名(選択肢)」の選択肢に、普段使っているフェーズ名を登録します

    • レポートで検索しやすくなります。

  • 商談レコードを作成するか、フェーズを更新します。

  • サンプルレポートを見てみましょう。

免責

本パッケージは、Fukutaroが個人で作ったものであり、使用したことにより発生したあらゆる事象について、責任を負いません。こちらに同意される方のみ、Sandbox環境またはDE環境にインストールし、動作を確認した上でご使用ください。

インストールURL
https://login.salesforce.com/packaging/installPackage.apexp?p0=04t5j000000xZxP

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