コーラおじさんと、ミルクティーお兄さん。

うちのホームセンターにはおかげさまでいろいろなお客様がいらっしゃる。

生鮮食品はおいていないんだけど、菓子飲料は少し、置いています。

今回は、飲料にこだわりのある、お客様。

一人目は、コーラおじさん。

3日に一度くらいの頻度で、おじさんはいらっしゃる。いつも、カゴを持たないで、大きいサイズのコーラを4、5本抱えて持って来る。
お財布も持っていない。いつも、左のズボンのポケットから、お札を取り出してお支払いしていく。
今日も、無表情にコーラの売り場へ向かってる。

何をして生計を立てているんだろう。
お客様には余計なお世話な、わたしの想像。
年金生活なのかな?それにしては若い感じなんだよね。
コーラってさ、大好きな人にはたまらなく素敵な飲み物なんだよね。
一人で飲んでるのかな?
他にお菓子とかもあるのに、コーラだけなんだよね。

この、一連の想像をおじさんの売り場からレジへ移動する、1分くらいで考えるわけ。
余計なお世話、余計な妄想なのよ。

でも、おじさんのおかげでコーラの賞味期限切れは今のところ無いの。ありがたいお話です。

2人目は、ミルクティーお兄さん。

お兄さんも、ミルクティーにこだわりがあるようで、こちらも、4,5日に一度の頻度でいらっしゃる。

お兄さんは、大きいサイズ5,6本の他に、小さいサイズ2,3本を持って来る。

いつも、同じミルクティー。お兄さんは、ちゃんとカゴに入れて持って来る。
今日も、ニコニコしながら、売り場へ向かってる。

いつも楽しそうだなあ。
いつも、夕方にいらっしゃるから、学生さんなのかな?
ちっちゃい小銭入れに、お札をちっちゃくたたんで入れてるんだよね。
今回は大丈夫かな?前回は、たたんだお札を取りだすときに、小銭を床にばらまいて、大騒ぎになったっけ。あの時、わたしより大きな身長が、ずいぶん小さく見えたっけ。

たくさんのペットボトルを、両手に抱えてお店から出ていくのを、しばらく見送る。
ああ、やっぱり。
どこか、抜けてるのか、お店を出たところでつまづいてよろけた。

お兄さんは、ちょっと頼りない。

またまた、わたしの妄想なんだけど、このふたりが家族だったら、なあんて思ったら、冷蔵庫には、コーラとミルクティーがどーんと入っていて、お母さんや、奥さんは大変だろうな。
食事の度に飲んでいるとしたら、そうとうな血糖値になるだろうな。
でも、めちゃくちゃ運動するお兄さんだったら、平気なのかな?

そんなこんなで、わたしの想像力は成長していっている。

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