【Mリーグ】萩原聖人の苦闘

ダンラスの個人成績

ハギーが苦しい。
昨日もまたラスって、個人成績はダンラス。
通算11回打って6回もラス。

チームとしても最下位なのだが、そのマイナスポイントはすべてハギーが叩き出したもの。

下から2番目のたろうも苦しい成績だが、たろうの実力を疑う者はいない。
過去の実績がすごすぎるから。

それに対してハギーは苦しい。
芸能人最強といっても、プロの中に入ったら…と言われてしまう。

「プロは魅せる麻雀を打たないと」ってことあるごとに言ってきて、Mリーグ入りするときもそう広言してたハギー。
しかし、あまりの不調にその打法も変えた。

こんな↑風に言われてた開始直後と違って、今はそこそこ鳴いている。
かつては嫌っていた安アガリを目指す打ち方も見せる。

Mリーグ初期のころは、ここ↓から4pを切っていた。

ダントツがいて2着争いのオーラスであっても、四暗刻狙いを消さない。
すごくハギーらしい打牌だと思う。
たぶん、今のハギーなら9mを切るんじゃないか。

それでも勝てない。
打法を変えた効果なし。
ラス街道は続く。

Mリーグが一般ニュースやバラエティ番組に取り上げられるときは、みなハギー絡み。
今も広告塔としての効果は健在。
そのぶん負けっぷりが際立つとも言える。

負けるたびに、まとめサイトにこんなの↓がいくつも立つ。

【麻雀】アカギこと萩原聖人さんのMリーグ成績がアカン…

【麻雀】アカギこと萩原聖人さん、今日もMリーグで素晴らしい成績を残す


大敗も当たり前なのが麻雀の真の姿

じつは麻雀ってこういうゲーム。
最近、データ本を作っていて、自分も含めてプレイヤーはみな、麻雀ってゲームを本当は理解してないんだな…と改めて思った。

だって、成績はものすごく分散するから、半荘1000回打った結果でもまだ信用できない。
5000回ならまー信用できるけど、現実的な回数じゃないから実質的に麻雀の実力判定は不可能だ。

そんなゲームを上手くなろうって思えるのは、この分散を本当には理解してないから。
俺だってそう。
本当に理解してたら、上達のための努力なんて馬鹿馬鹿しくてやってられない。

麻雀には、そのゲーム性を理解したら、アホらしくなって止めてしまうという矛盾がある。

とくにネット麻雀をやらない人は、数字を突き付けられないから、この残酷なゲーム性の理解から遠い所にいると思う。

どんな強者だって、半荘11回打って、ハギーのように6回ラスることもあれば、6回トップを取ることもある。
たいして珍しいことじゃない。

ただね、Mリーグは年間で個人は30戦程度しか打たない。
その成績がすべてになっちゃう。
運だ、分散だ、そういうゲームだ…って割り切れるもんじゃない。

「熱闘Mリーグ」を観て

1ヵ月前だけど、10月14日の「熱闘Mリーグ」はハギー特集だった。
それを観て、うーん…と思ってしまった。

俺のイメージでは、ハギーは強い。
何度か打って「ほんと強ぇな…」と感じてきたからだし、過去の華々しい活躍も知ってるから。
そのイメージがちょっと揺らいだ。

 * * * * *

① 役者として忙しい。
その合間をぬって、仕事終わりに他の役者たちと卓を囲む。
ハギー「相手は関係ないです。どんな相手であっても、無駄な一牌を打たないことしかないと思うんで」

② その直前のMリーグでの対局で、6巡目だったかな、チートイツでテンパイしたハギーは、場に1枚切れのを切ってション牌の待ちでリーチをかけ、一発でツモった。
ハギー「その前の〇〇さんのリーチでもション牌のは山に全部生きてたし、Mリーグではション牌は山に生きてることが多いかもと思って」

 * * * * *

番組の中で、この2つが俺の気になった箇所。

まずね、誰が相手でもいい練習になるって、それは甘いでしょ。

誰が相手でも変わらないのは手作りの部分。
押し引きの部分は大差。
厳しく言ったら有害ですらある。
スピードない相手と打って手作りの練習をするのって、自分を甘やかすことだから。

そのときの映像で流れてた他のメンツのレベルが、ものすごくたいしたことない感じでさ。

そしてチートイの待ちは、1枚切れ字牌とション牌字牌のどっちがいいか。
これはMリーグとは関係ない話で、データ的に結論が出てる。

6巡目だったら同確率。
4巡目だったらション牌の方が強いし、8巡目だったら1枚切れの方が強い。

もちろんデータ通りに打つ必要はないんだけど、その程度の知識は常識としてる人たちが相手だってわかってないと。

「熱闘Mリーグ」を観て、もしかしてハギーの麻雀は10年前とあまり変わってないんじゃ?と思ってしまった。
現代麻雀に通じてる人たちは、10年前と今とでは大差だ。
圧倒的に今の方が強い。

もちろん、それがすべてってわけじゃない。
たとえば、前原、ヒサト、瀬戸熊みたいな人たちは、今も昔と変わらない、稽古の質と量がすべてって考え方。

それならそれでいいんだけど、戦わなきゃいけない相手は、麻雀AIみたいなプロたちだっていうのが現代だ。

ハギーにしかできないこと

ハギーはどうすればいいのか?
俺はむしろチャンスじゃないかと思うんだよな。

大勝か大敗の方が目立つよ。
ネタになる。

麻雀って、どんな強者だって半分は負けるゲームなんだから、負けたときにどう振る舞うかがプロとしての勝負じゃないか。
いい負け方を魅せないと。

日本人は敗者の美学が大好き。

勝ったときは簡単だよ。
負けたときに「美しい負け様」を魅せるのは誰もできない。
みんなナルシーで勝ちたがりでプロに徹してないからさ。

ハギーはこういうのには性格的に向いてないとは思う。
でも役者なんだからさ、麻雀の打ち筋とは別に、負けたあとに見せられる別のものがあるんじゃないか。

発信力に関しては桁違いなんだから、目も当てられない大敗を喫しても、そこで他の人には見せられない何かを魅せられたら、それこそプロの証だろう。そんな風に思う。

空論かな?

Mリーグとは舞台の大きさが違うとはいえ、俺は勝つことも負けることも、どっちも自分が見せられるものの裏表って思っている。
負けて叩かれるのも、エンタメを提供してるわけで。

人前で麻雀を打つってそういうことじゃないかと思うんだけどな。

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福地 誠

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