見出し画像

ハギーの大三元逃しは正しかったか?

セミファイナル ラウンド23 2023/04/28(金)  第1試合

岡田×瑞原×亜樹×ハギー

メンゼン大三元をアガってた

まずは実戦の進行を見ていこう。

南1局

6巡目、ハギーは大三元をかなり意識して、ここ↓から、

白を切らずに8p切り。

ドラ6pだからね。これはけっこう無理してる。カン7pを入れてリャンメンリーチし、25pをツモるというのが一番簡単なマンガンルートだから。

すると9巡目、發がアンコになった↓

ここでハギーは長考した。28秒も考えたからね。そして結果、白切り。

次巡10巡目、ハギーのツモはなんと白だった↓

前巡、ドラの6pを切ってたら、ハギーの手はこうなってた↓ことになる。

当然4pを切ってシャンポンに受けるよね。

そのとたん下家の岡田が白をツモ切り↓

ハギーはメンゼン大三元を逃してしまった。

だが実戦は続く。
12巡目、ドラ6pが頭になった↓

3p切りダマ。貴重な貴重なダママンガンだ。

同巡、上家の亜樹がツモ2p↓

やや迷った結果、これをツモ切り。こうしてハギーはマンガンをアガった。

ということがあった。

このときのハギーの選択は正しかったのか? なんといってもハギーだぜ? という件を検討するのが今回の主旨になります。

これさ、コバゴーとか渋がやったなら普通だ。というか、Mリーガーで白を切らない人っているのかな? 黒沢さんとかどうなんだろうね?

白切りは普通の打牌だ。おかしくない。というか正しい。しかし、やったのがハギーだからね。こういうとき、夢を捨てないのが雷電流の「面白い麻雀」なんじゃねーの? そんな疑問がわく。

ハギーも普通のプロになろうとしてるってことなのかな?

インタビューで

対局終了後のインタビューで、まつかよが「南1局の話だけ聞いていいですか?」と水を向けると、ハギーは「やだ、絶対に話さない」と激しく答えた。

以降はこう↓

めちゃ悩んだんですよ。
カン5pで果たしてアガリがあるのか?と。
ただまあ、ひょっこりツモってマンガンでかいし。
は~~~~。
ただね、ただ、すぐ白が来ちゃっただけであって、6pが重なっての25pが俺の中でベストだと思ってたんですよ。
見なかったことにしてました。
顔には出てたと思うんで、追っかけ放送で見たら、あいつやらかした顔してるよというのはすぐわかると思います。

正着打は?

うん、このインタビューは見事な回答だと思う。たまたま白がきちゃっただけ。まさにその通りなんじゃないかね。

ここから先は

2,938字 / 12画像
この記事のみ ¥ 173

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?