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伊集院静さんの思い出

作家の伊集院静さんが亡くなった。

仕事で何度か会った程度の関係。当時の俺は下っ端スタッフだったから、伊集院さんは俺の名前も覚えないままだったと思う。そんな薄い関係なりの伊集院さんに関する思い出を書いていこう。

何度か会ったとき、俺は20代後半で竹書房社員だった。

有名人を1人ずつ読んでくる麻雀の企画対局があって、その1回目が伊集院さんだった。

対局者は伊集院さん。そしてホストとして、漫画家の片山まさゆきさん、ライターの山崎一夫さん。黒子として今はMリーグで審判をやってる村田光陽さん。

対局は伊集院さんの大勝。その有名人の対局シリーズは8名を1人ずつ呼んできて1クールという形式だったんだけど、伊集院さんは優勝した。それくらいの大勝。

ちなみに、これ↓がそのシリーズの有名人のメンツ。

『ふんぞり王国②』(竹書房、1995年)

このときハギーは24歳。まだモンドや割れポンに出る前だった。なお、ハギーは最終戦オーラスに1100点以上をアガれば伊集院さんをまくって優勝だったけど、片山さんがラス確のマンガンをアガったため準優勝にとどまった。

さて、優勝した伊集院さんの麻雀を見てどう思ったか?

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