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瑠美ちゃんは中の人が変わった その1

2戦目の内容をチェックする

やべえ。この記事を何日もかかって書いてるうちに、瑠美ちゃんは3戦目も打って、またもやトップを取りました。いかん。完全に世の流れに乗り遅れてるわ。3戦目の内容はチェックしてないんだけど、2戦目の内容チェックがこの記事です。

しかも、書いてるうちに長大になってしまったため、その1その2に分割します。

さて、瑠美ちゃんの麻雀については、上手い、下手だと両極端な評価に分かれてます。

上手い側の人はプロ連盟の黒木さんが主で少数派なんですけど、それでもプロクイーンを獲得したし、Mリーグでも2戦目3戦目にはトップを取ったし、結果を出してるんですよね。

Mリーグでは、1戦目はダンラス、2戦目はダントツ。極端だよな(;^ω^)

麻雀は運ゲーなので、1回ごとの順位を気にしても意味がない。内容はどうなの?という観点から見ないとね。それがこの記事です。

中の人が変わった

結論から言ってしまうと、瑠美ちゃんは中の人が変わりました。1戦目の麻雀はひどすぎた。この麻雀を打ってたら、どんだけ負けるかわかんねーぞというレベルでした。それが2戦目はいきなりふつうの人になりました。

ふつうと言っても、世間的なレベルのふつうではなくて、Mリーグで戦えるレベルのふつうです。もちろんふつうですから、Mリーグって隆晴とか寿人と戦うわけで分が悪いことは間違いないですけど、それでも戦えるレベルです。下手な人、ミスった人には勝ち越すことも可能でしょう。

なぜそんな変身ができたのか? これは本当に不明です。おいおい、何があった? もしかして二階堂姉妹って2人じゃなくて3人いて、瑠美ちゃん1号と2号がいるんじゃねーの? そんな疑問すら感じるレベルです。

だってさ、1戦目が終了したあと、るみあきチャンネルの検討配信で、この局面での3p切り↓を、

1完成

「ふつうだと思うんだけどなー。だって4ブロックあって、あとはピンズかソーズで1メンツ。この3pはいらないよね?」と言ってたんですよ。

いやいや、それはあなたの脳内勘定にすぎなくて、ここに9s中とツモがくることだってあるでしょ。構想の持ち方が変だぞ、としか言えませんでしたね。

その人が2戦目はふつうの麻雀を打ててしまう。いったいどうなってるんだ?(;・∀・)

というわけで2戦目の内容を見ていきます。

先回りして言ってしまうと、異論がある打牌をピックアップしてる側面もあるので、いくつかケチつけてますけど、それが大きなミスかといったらそんなことはなく、最終順位への寄与度が低い話です。そういうのはどうでもいいんですよ。

こういうことやってたら確実に負けるよ?というA級ミスは回避して、あとは運を待つのが麻雀というゲーム。その乗りこなし方ができてたのが2戦目でした。結果として運が訪れて大トップに。なので基本は内容がいいという話ですね。いいというより、やらかさなかったということ。

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東1局

ケース1

親番2巡目

ここ↓から何を切る?

1完成

瑠美ちゃんは9m切り。

手役を考えるなら、ダブ東かタンピン系かということで9mを切りたくなるよね。競技系の人とか、きれいな麻雀を意識したことある人ほど、ダブ東を残して9mを切りたくなる。俺も9mを切りたいよ。

でも、こんな手から9mを切って、結果としてフリテンになってアガリ逃しをした経験って多くない? けっこう多いでしょ。手牌がまだまだの段階である今は、とりあえずツモに注文をつけず、ダイレクトな受け入れを残しておいた方が得だと思う。

ただし、これは小さなこと。この日の瑠美ちゃんは、こういう小さな部分しかアラがなかった。

ケース2

4巡目

前巡にダブ東を切り、中をツモったところで何を切る?

2完成

瑠美ちゃんは中切り。実際、中のツモ切りしかないよね。ダブ東を切っておいて中を残すのはおかしい。安全牌でもないし。

でもね、この中を切れなかったのが前回だよ。このときも瑠美ちゃんはこの中をかなり切りづらそうだった。前回の登板のときは、こういう字牌をかならず残してたよね(だいたいオタ風のション牌)。

それでも瑠美ちゃんはこの中をツモ切り。安全牌病を克服してきたらしい。つーかション牌の役牌はまったく安全牌じゃねーから。

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ケース3

5巡目

赤5mを引いたところで何を切る?

3完成

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