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【雀ゴロ】ついにたどり着いた楽園で 雀ゴロ通信2

数年前、『PIDEA』というパチンコ業界雑誌に何回か連載したやつです。その2回目。「雀ゴロ通信」みたいな題名でした。
書いてた時期は、まさに雀ゴロ稼業の真っ最中でした。

問い

子で4巡目という早いテンパイ。ドラ5枚の勝負手です。このまま即リー?リャンメンに変わったりイーペーコーになるのを待つ?(答えは最後に)

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いまどきの麻雀でコンビ打ちの心配はない

 2週間ほど前のこと、知人の麻雀プロから電話がかかってきました。用件は何だったのかというと、新たに高レート麻雀の場を立てるから、行かないかという話でした。
 願ってもない話だったので、行くと即答。
 そういうのって怖くないかと聞かれることもあります。何人かで組んで自分をハメようとしてるんじゃないかと。
 そういった心配は不要だと思ってます。だって手間のわりにはたいした利益にならないじゃないですか。ぼくから百万とか二百万を取るために、そこまでやりますかね。それだったら、もっと大がかりな詐欺をやるでしょう。いまどき麻雀でそんなことする人はいないと思います。
 実際に行ってみたら、ぼく以外の3人は知り合いどうし。他の場所で打ってたグループが、メンツが減って場が立たなくなってきたから、移動してきたようでした。
 すでにできている人間関係の中に入っていくわけですけど、高い麻雀を打とうとするといつもそんな感じになります。
 相手は3人とも実業家系。1人は小さな会社の社長で40代。残る2人は40代と70代で、詳しいことは知りませんけど出資者みたいな感じだと思います。
 何よりの魅力はそのレート。これまで打ってた場の3倍なんですよ。高い麻雀の場に入れてもらうのって本当に難しいので、何年かに一度のビッグチャンスです。
 正直ぼくにはちょっと高すぎる感じなんですけど、こういう場はめったにないので、自分を合わせていくしかありません。
 ほぼ毎日の開催をできるだけ断らないようにしているので、他の場との両立はほぼ不可能。これまで行ってた場に行くのは止めて、こちらに乗り換えちゃいました。
 さすがに毎日となると、他の麻雀の場どころか、出版の仕事との折り合いもきつくなり、趣味のヒップホップをやる暇がありません。
 麻雀でどこまで稼げるか挑戦してみようと決意してから6年目にして、メインの場としては5ヵ所目になります。

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