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【Mリーグ】石橋の敏捷性 近藤は錬金術師なのか?

いくつかの局面を取り出して

セミが終わって数日が経ちました。

じつはセミの観戦記を毎日書いていこうと思ってたんですけど、まるで追いつけず(;^ω^)

3/30のセミday11は、1回戦の分は書いたんですけど、2回戦の分は書けず。書けないまま、翌日も、その翌日も対局があって、どんどん流れ去っていくという。俺は書くのが遅すぎるのか(´;ω;`)ウゥゥ 

もはや事実経過をなぞっていく観戦記のニーズはないと思うので、全体としてはボツにします。うう、何十枚もスクショ取ったのに。

ただ、全部をボツだと悲しすぎるので、その中から面白いと思った局面を数点取り出して、そこだけ扱います。

事実経過として、day10とday11はパイレーツvs雷電の最後の4連戦でした。

もともとあった差をday10で広げられ、day11の1戦目は、石橋2着、瀬戸熊4着で、差はさらに広がりました。そして2戦目に黒沢トップ、コバゴーラスだったけど、それでも素点が足りず、パイレーツの勝ちが決まりました。

というのがday11でした。つまり1戦目は石橋が終始リード、瀬戸熊はなすすべなしという1戦でした。

キレキレの石橋

東3局。石橋がこんな配牌↓から、

石橋1-1

あっちゅーまに3つポン。こうなった↓

石橋2

早々と3つポンされると、他家はトイトイを警戒してション牌は切りづらくなり、とくに役牌は当たったらマンガンになるから、テンパイするまでは切れる牌じゃなくなる。

バッシーは8sをポンする直前に6sをツモ切りしててんだよね。つまり8sのトイツ固定があった。みんなそれがわかってるから、トイトイの可能性がなおさら高くなり押せなくなる。

みんな押せないなか、バッシーはトイトイになる7pもツモ切り。今は打点を高めるより局を流す方が優先だから。切るときにとくに気配を見せず切ったので、こういうのはさすがだわ。

かなり終盤になってバッシーは8sをツモ。明カンできる。多少考えて、これをカン。みんなオリてるのが明白だから。

そしたら新ドラに北が乗った。まもなく9pをツモ。1300・2600となった。

これ、放送の解説でも観戦記でもほめられている。スピードで圧倒して、トイトイを見せることで手出しできなくして、みんながオリてることを見下ろした上で加カン。高くしてツモ。自在のコントロールだったと。

解説の金さんがこのプレイのすばらしさをみっちり語り、山井さんも「キレッキレですね」と。

まあその通りだし、バッシーを落としたいわけじゃないんだけどさ、これができない人ってMリーガーにいるのかな? キャリアが長くない女流の人には難しいのかな?

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