デジタル・ケイブ事始め。(47) オムライスは幸せの色
写真はデジタル・ケイブ謹製、オムライスです。
平日のランチタイム(11:30-14:30)にお出ししておりますので、ぜひご賞味ください。
オープンから、あっという間に三週間。
自分が店を持ったのだという喜びや楽しみはいまだカケラもなく、ただひたすらイノシシのように走る日々です。
むしろ、「ほんまにこの店、大丈夫かいな」という、不安でいっぱい。
入居しているビルの管理組合の方も心配されているようで、ふと顔を上げると、窓の向こうに廊下をなにげなく行ったり来たりされるお姿が見えたりします。
うう、ご心配をおかけします。
時々、ふっと我にかえることがありまして。
あれ？
つい数か月前までは、おうちで平和に猫とたわむれて、時々は映画を観に行って、本を読んで、小説を書いていたはずなのに、私は今ここで何をやってるんだろう……？
正直、半年くらい前に時間を戻せるならば、
「あんた、そんな大変なことに首を突っ込むのは、やめたほうがいいよ」
と、半年前の自分を説得するかもしれません。
まあ、素直に聞く自分かどうかは別として(笑)
開店準備で走り回っていたころ、レストランを営む知人が、
「オープンするまでが一番楽しいんだ」
と言われてましたが、たしかにその通り(笑)
名言であります。
デジタル・ケイブは、ざっくり分けて、平日のランチタイム、平日のカフェタイム、土日祝日の三部構成なのですが、ランチは少しずつお客様が入ってくれるようになったものの、平日のカフェになるともう、「ちょいとデカすぎる仕事場を借りちまったな」という、私の貸し切り状態ですよ！(笑)
いいのか、これ。
いや、良くない。
なにしろ穴場すぎて、なかなか見つけてもらえないのですが、店内に入られると、あれ、こんな店ができたのかと、驚かれることも。
電源あるし、まあ今どきWi-Fiは普通ですが、打合せや勉強会、読書会などにも使いやすい半個室があったりして、便利に使ってもらえればと思います。
昨日の日曜日は、初の読書会イベントを開催しました。
テーマになる本を決めて、みんなでそれを読んできて、感想や意見を語り合う会です。
１回目の昨日は小川洋子さんの『人質の読書会』をテーマにし、思い思いの感想を語り合いました。
同じ本でも、人によって読み方や感じ方がまったく異なるところが面白いんですよね。
次回は小田雅久仁さんの『本にだって雄と雌があります』をテーマにします。
お読みになった方はぜひ、ご参加くださいね！
そして、そろそろ平日の夕方にも読書会を開催する予定です。
こちらは、テーマを決めずに、最近読んだ本をお勧めしあう会です。
毎週金曜の17時半ごろから18時半ごろまで、デジタル・ケイブで本について語り合う時間をもちませんか。詳細は別途お知らせします。
さあ、7月も半ばになりました。
実を言うと、７月はゲラ以外の締切が来ないように、うまくスケジュールを調整していたのです。
でも、さああと半月。
8月からは、ミステリー作家・福田和代のほうも通常運用に戻さなきゃならないので、あと半月が正念場だ〜！