【今、どんな問題社員が多いのか?】
まずはいつも通り一句から^^;
最近、問題社員の相談が増えました。問題社員もレベルがあって、その内容によって3つに分けられます。サッカーの考え方が分かりやすいです。
レベル1:指導 口頭注意 (例:ミスが続く、勤務態度など)
レベル2:警告 イエローカード
(例:ハラスメント、故意のミス、重大なミスなど)
レベル3:退場 レッドカード (例:事件、1.2を繰り返すなど)
実際に多いのは、当然、レベル1,レベル2ですが、このレベルだと
「解雇はムリっ」が専門家の一致した考え方です。
そんなわけで、いつの時代も問題社員はあった訳ですが、僕が受ける相談で最近特に多いのはつぎの3つです。
(1)パワーハラスメント
(2)退職後残業代請求
(3)仕事がとにかくできない
(1)パワーハラスメント
パワハラは、上司や同僚による嫌がらせや圧力など、職場での人間関係の問題が主な原因です。被害者は精神的なストレスを受け、業務に支障をきたすこともあります。と同時に難しいのは、客観的にみて「それはパワハラではなく指導では」と思われるケースも結構多いのです。どちらかを擁護する気はないのですが、いわゆる被害者側も問題があるケース、都合のいいことだけ相談窓口に話に来るケースもあるので、相談を受ける方は「客観的」な視点が必要です。
対策として、明確なガイドラインを作る、年に1回程度の研修を行う、相談窓口の充実が考えられます。
(2)退職後残業代請求
退職後に残業代の未払いを請求されるケースが増えています。これは、労働時間の管理不足や、退職時の労使トラブルによるものです。これに関しては、今のところ、中小企業では「脇が甘い」ようです。
人手不足の中、難しいこともありますが、そもそも「残業」がなければ、結構な割合で社員トラブルは防げます。残業を払ってない分が請求されても、それは当然のことで、これは問題社員ではありません。
この残業代請求での問題社員とは、不正に水増しして残業代を請求したり、就業中はやたらと休憩しているのに、仕事が終わらないと平気でいうような方をいいます。
これを防ぐには、適切な労働時間管理と、退職時の円滑な手続きが重要です。
(3)仕事がとにかくできない
能力不足や意欲の低下により、仕事の質や量が期待に応えられない社員が問題となっています。この相談も最近特に増えています。これは、そもそもの話ですが、「採用すべきではない人」を採用しています。ようやくあった、たった一人の応募が「残念ながら」相当仕事ができないケースがあります。よくこういう相談があるんです。
(社長)「(福留)先生、こんど入社した社員が全然仕事ができなんです。
辞めさせていいですか」
(福留)「社長、ちょっと失礼かもしれませんが、その社員は誰が採用を決
めたんですか?」
(社長)「・・・・・私です。」
(福留)「そうですよね。雇ったからには、やっぱりある程度は教育しない
といけないですね」
という会話になります Σ( ̄□ ̄|||)
これは、ちょっと耳が痛い事だけど、経営者も反省すべきです。
人間どうしても出来る出来ないはあるので、「出来る」方でどうやって活躍してもらうかを考えた方がよいです。100点とは言わずともまずは、ぎりぎり合格の60点ぐらいを目指すといいです。
研修や指導を通じてスキルアップを図るとともに、適切な配置転換や業務の見直しも検討すべきです。
といった感じで最近多い問題社員3パターンを上げていました。
個別の対応策は、また別日に語りますね。
それでは、またー^^
【今日の要約】「私は忙しいから、要点だけ読みたいっ」と、
お急ぎの方&せっかちな方^^; は、こちらをどうぞ^^
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最近増えている問題社員の相談内容は主に以下の3つ。
(1)パワーハラスメント
職場での嫌がらせや圧力が原因で。被害者が精神的ストレスを受けるケースが多い。客観的に見て、指導と思われる場合もあり。相談を受ける際には客観的な視点が必要。対策としては、明確なガイドラインの作成や研修の実施、相談窓口の充実がある。
(2)退職後残業代請求
労働時間の管理不足や退職時のトラブルにより、退職後に残業代の未払いを請求されるケース増。中小企業では特に「脇が甘い」傾向があり。防ぐためには、適切な労働時間管理と円滑な退職手続きが重要。
(3)仕事がとにかくできない
能力不足や意欲の低下により、仕事の質や量が期待に応えられない社員多い。「採用すべきではない人」を採用してしまった結果。経営者も反省が必要。スキルアップのための研修や指導、適切な配置転換や業務の見直しを検討すべき。
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▼今日の内容に関連して、音声配信もしています^^;
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事で親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。
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