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激安インクの純正・互換・エコリカ・詰め替えインクで裁判

家庭用複合機やプリンターでの消耗品はインクが多いです
基本純正インクなのですが高品質だけど価格は高いです
その対抗で互換インクや詰め替え、リサイクルがありますがメーカーとは対

過去もですが最近も裁判で争っています
メーカーは消耗品ビジネスを死守する事は絶対です。海賊版業者も飯が食えなくなるので必死です

今回は激安インクは使えるのか純正と互換や詰め替えインクを解説します
ちなみに私は20年以上前今でいう互換インクを手掛けて某メーカーに訴えかけられた事があります。
※互換品を使ったんじゃなくて作って販売しようとしたのですが早い段階でメーカーに知れ渡り訴えられそうになったのです

純正インク激安

純正インクは高品質ですが残念ながら非純正インクに比べて激安になる事はありませんメーカーは消耗品のインクはトナーと同じで利益の源泉です
しかもですね純正インクに関わってる会社や人は多いすそ野は広いです

例えば6色独立インクだと1本1,000円ほどだとしても
ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダと6色揃えるとまとまった金額になります。しかも年賀状で数十枚刷ると一気にインクが減っています。なかなかバカにならない金額だと思います

メーカーは消耗品ビジネスはある意味ビジネスの根幹です
インクジェット複合機は安めに売っても消耗品のインクで回収できる
そして忘れてならないのはキャノンもエプソンもブラザーも上場企業であります。赤字は出せない、従業員は多い、配当は出さないといけない、株主がいるなど中小企業とは違った利益が必要です

これ例ですがメーカーらユーザーまでなかなか遠いと思いませんか?

余談ですが純正インクの括りで激安を探すならかなり上級者向けですが
メーカーと直接交渉するもしくはメーカーに近ければ近いほどって感じでしょうか

ちなみに共通トナーの名づけ親は私ですが
業界の知人の社長のところにまさに共通インク的なものの売り込みがあった話を聞いたことがあります

※共通インクは純正品相当品という解釈

残念ながらインクはトナー違って1本あたりの単価が小さいので送料の関係で難しいという判断みたいです

純正インクは高いといってもまずは使用はこれが基本だと思います
複合機のカタログにも純正インクを使用しないと最大限の色域が出ないような記載もあります
EP884Aインク

互換インクのメリットデメリット

互換インクは純正インクのようにカートリッジの交換で使えますがメーカーとは対です

互換インクのメリットは価格です
もうこれしかありません

互換インクのデメリットは
純正と違って高品質じゃない?

複合機でも故障で修理する場合もしかすると互換インク使用が原因になれるかもしれません

初期不良の場合業者に引き取り交換の依頼をすると思いますがその間業務が止まる可能性がるそしてやり取りが面倒

互換インクの業者は小企業も多いのでそこでのやり取りが不安

詰め替えインクと互換どっち

詰め替えインクは使用済の空インクカートリッジに液体を自分で挿入するものです。互換業者が詰め替えインクも扱っているのもよくある事です
なので方式は違っても根本はメーカーと対やメリットデメリットはほぼ同じ

詰め替えインクと互換インクはどっちがいいのかは
使う人の好みだと思います

価格でいうと若干詰め替えインクの方がお得なイメージです
ただ互換と比べて煩わしさがあるかもしれません
自分で挿入するので穴を開けたり入れすぎると供給口から漏れるとか
面倒な一面があります

ただ自分で液を入れるのを調整出来るので自由度は高いともいえます

エコリカのリサイクルインクとは

リサイクルインクは量販店や郵便局などでみかける空カートリッジを回収する会社がやってるリサイクルビジネスです

エコリカが有名です

リサイクルインクは空カートリッジを集めて海外に輸送する
そして洗浄や振り分けなどして国内に持ち込んで液体を挿入する
確かにエコぽく見えますが輸送したり人件費が発生したりとリサイクルインクは価格は安くない

エコでいうと詰め替えインクの方がユーザーにお願いして完結するので優秀だと思います

エコリカの社長も困ってるみたいですよ純正の割合が上がってる
メーカーの嫌がらせで今まで見たいに簡単にリサイクル出来ないみたいですだからキャノンに訴訟を起こしました

エコリカでもうひとつ気になるのがスケールメリットの機種しかリサイクルインクをしないところでしょうか
一番機種が揃っていない印象ですね

激安インクの裁判

激安インク業者も必死だけどメーカーも必死
だからよく裁判があります
独占禁止法だいや特許侵害だみたいな

最近のインク裁判でいうと2021年9月東京地裁
インクジェットプリンターの設計を変えて純正インクしか使えようにしたというのが焦点

互換インクなどの販売するエレコムなどがブラザーに対して設計の変更と1,500万円の賠償を求める裁判

結論はブラザーに対して独占禁止法に当たると認め150万円の賠償命令

珍しい結果かもしれません
メーカーが負ける

我々消費者が選択肢が広がるのは歓迎です
ただメーカーも黙っているとは思えません
消耗品ビジネスは何としても死守しないと企業の死活問題です
ブラザーも昔はミシン屋さんだったけど今じゃ家庭用複合機をアジアで販売しています。負けてそうですかじゃないでしょうね
LC411インク(裁判詳細も)

激安インクの不安点

激安インクつまり非純正品ですが先のブラザーの件でメーカーと対の業者が勝ったからといって楽観視は出来ないと思います
メーカーも対策を練ってくるだろうし実際複合機に不都合があっても基本メーカーを頼らないといけない事も多い
だとすると激安インクが原因なのかそうでないトラブルなのか困る事も多いと思います

例えば私の感覚ですが複合機もいくつも使用しましたが10年以内に壊れるのですがそれは純正インクを使い続ければ延ばせるのか?互換や詰め替えのような非純正インクを使い続けると本体の寿命も短いのか

激安インク業者はこのあたりは説明してないんじゃないでしょうか
もっと実験したり液体は純正インクの液体と変わりないのか明確にしてほしいですね

所詮黒い液体だからそれなりには使えるものは作れるんだろうけど長期的に本体に影響はないのか表示してほしい


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