物理学に心惹かれた

幼少期から「何故こうなる?」を考えるのが好きだ。

私はこれから理論物理学者を目指し邁進していくつもりであるが、あらためて惹かれた理由を初学者の筆者なりに整理がてら書き出していこうと思う。

先にひとつ、その「何故こうなる?」が気になればなかなか放っておけず考え込む性質を強め、又はこの道で生きていく事を決定付けるキッカケの一つだと筆者自身が思うエピソードを話させていただく。

小学校四年生の給食の時間のときの話だ
たしか目の前にある給食から美味しそうな匂いがして、そのとき「どうして鼻は匂いを感じるのか」を疑問に思った。

そしてどう言ってたかは忘れたので、考えた仮説を今の筆者のボギャブラリーで表現すると、

「匂いには固有の形状があって、それを識別するのが鼻の役割」

とでも言うのが正確な気がする。

匂いには形があって〜 だから、わかるんじゃない?みたいなことを先生に言ったのは覚えている。

突拍子も無く、何故鼻は匂いを感じるのか考えたことを言っても大丈夫そうと小学校四年生の私に判断させてくれて、そしてその後の内容に耳を傾け褒めてくれた当時の先生には感謝している。


【物理学から迫る真理】

私が物理学に惹かれたのは半年ほど前に何気なく手に取った核兵器を解説する、もっといえば凄まじい威力は何に由来するのかを原子とは何ぞやから書いてある本がキッカケだ。

そこからブルーバックスを何冊か買い、個人的に科学とは事象の分析において、例外なく対応する表現法に拘り続ける態度と認識するようになり、

そして『例外の無い表現』の究極こそは真理と言っても過言ではないと考え、私の「何故こうなるのか言い表したい」という気持ちを科学が満たしてくれそうな予感がしました。

ですから、統一場理論は私の心をガッシリと掴んだわけです。

四つに分かれて見える力を本来の一つの力として捉えようとするのは、まさに「何故?」を突き詰め、ついには原理、あるいは秩序そのものを解明していきそうな面白さがある予感がした。

※初学者である筆者の解釈であり、かつ正確な定義を犠牲にしていると思う。


【物理学に惹かれた事がキッカケで抽出されたモノ】

まず私は物理の道を志す前はボディビルダーを志しておりました。

持病の起立性調節障害により朝起きれずしかし夜体力を持て余すのでやる事なく、腕立て伏せに取り組みはじめたのがキッカケで、自身の肉体をどれほど美しく強くできるかという探究としてトレーニングはもちろん、食事や普段の姿勢までも一環として時間を費やしてきました。

私にとってトレーニングの面白さは挙上重量向上や筋肉の成長というフィードバックがあり、試した事が割とすぐ結果として帰ってくる事にあったでしょう。

18歳まで色々試行錯誤していましたが、肩の怪我により一度も大会に出る事なくボディビル生活を辞めてしまいました。

その後1年間は別に何もなくただただゴミみたいな生活を送っていた記憶があります。

そして、上記のキッカケがあって私の中で科学への興味が芽生えはじめたという訳です。

ボディビルと科学に、仮説を立てそれを実践し結果を得て肉を付けるという共通のエッセンスを感じ取り、

物理にも惹かれる理由を考えるに、私は気になった事を考えて試すようなことそのものが好きでそれが煮詰まれば当然、物理学者への道を歩き始めるのは道理だったわけです。

余談ですが、一ヶ月だけプログラマーの訓練校に通っておりまして、そのときに形態素解析というのを知りそれはもう当然興味をそそられました。

究極的には言語の全体像を数字によって迫ることで、言語化そのもののエッセンスを抽出し、イデアの記述に至るような面白さを感じました。

何よりも先にエッセンスがなんたるかを考えて、根本の抽象的な理解を求む事に意識を割き過ぎて実用性が低いのがひとつ、今の課題です。

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