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第60回ベルリン国際映画祭で金熊賞(最終優秀作品賞)を受賞 映画『蜂蜜』

映画『蜂蜜』

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トルコのセミフ・カプランオール監督による【ユスフ三部作】の3作目です。

第60回ベルリン国際映画祭で金熊賞(最終優秀作品賞)を受賞しています。

映画としては『卵』→『ミルク』→『蜂蜜』の順番です。
覚え方としては、採取が楽な順です。

卵はそこにあるのを拾えばいい。
ミルクは絞らなきゃいけない。
蜂蜜はだいぶ危険を犯さなければならない。

時系列的には『蜂蜜』→『ミルク』→『卵』の順になります。
それぞれ少年ユスフ→青年ユスフ→おじさんユスフです。

映画の順番だとどんどん若返っていくわけです。

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トルコ映画 ユスフ三部作 『卵』『ミルク』『蜂蜜』

四コマ映画「蜂蜜」→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2254

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『蜂蜜』はこの三部作の中でも別格ですね。

大自然の美しさ、ユスフの可愛さ、ロバの可愛さ。

良い映画を観たぜ!という気にさせてくれる素晴らしい映画です。

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蜂蜜を取りに森へ入っていたお父さんが帰ってこない。

でも、その説明がないんです。
別の日になってもそういえば父の姿がないな、と。

ユスフもお母さんも数日間は、お父さんが帰ってこないということを語り合おうとしません。

お母さんはユスフに心配かけまいとユスフの前では明るく気丈に振舞ってます。
でも、ユスフのいないところで友人などに相談したり、涙を流したりしてます。

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何日経ってもお父さんは帰って来ず、
流石にお母さんも憔悴しきってユスフの前でも落ち込みを隠せないようになります。

ユスフはお母さんを元気付けようとして
吃音を持ってるんですが朗読を頑張ったり
苦手な牛乳を一気飲みしたりします。

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で、これらのことを説明してくれるセリフはありません。

でも、お母さんの気持ち、ユスフの気持ち、それぞれを思いやる気持ちが、行動から見えてくるのです。

はい、そうです!
これが映画です!
ありがとうございます!


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