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旭研究所 ハイドロキノンが怪しいと思って調べた結果

ドラッグストアやAmazonなどで販売されている、旭研究所のハイドロキノン化粧品。
美容液、クリーム、石鹸を展開しており、価格は1000円~2500円ほど。

ハイドロキノンはシミ消しなどに効果があるとされる成分。旭研究所の商品は「業務用」「原液」などと、いかにも効果のありそうな売り文句を銘打っている。
シンプルなパッケージも業務用感を引き立て、いかにも効きそうである。

自分もシミが気になり、対策化粧品を探す中で発見した商品だ。
Amazonだったりアットコスメでの評判も悪くない。雑誌等にも取り上げられているようだ。

ただ、買うにあたり公式サイトを確認していると、いくつか気になる点が出てきた。

それは、旭研究所が、「パッとイメージする、白衣を着た研究者がうろうろしている研究所」ではないであろう点。

旭研究所の公式サイトだが、よく眺めると
ハイドロキノン化粧品の通販サイトとしての機能しかない。

他商品の取り扱いがないのはもちろん、企業理念や沿革といった会社情報が一切ない。別途Webサイトがあるわけでもない。

https://asahiken.web-store.jp/shop/order

https://maps.app.goo.gl/TX2a3ZXw8e999D918

住所は掲載されている。
グーグルマップで確認したところ、ストリートビューでは建物にぼかしが入っている。詳細はわからないが、周囲は低層住宅街だ。大きな工場のようなものはなさそうである。

マップ上でも該当住所の住宅は、周囲と同じ程度の大きさだ。

つまり、旭研究所は会社名ではあるものの実質的には単なる化粧品のブランド名であり、自ら研究や製造を行っている会社ではないということだろう。

商品の効用などの解説箇所で出てくるコッツフォード良枝医師は、よそのクリニックの医師であり、社内の研究に携わっているわけではないようだ。

研究者の声といった情報も掲載されていない。顔出ししているのは、広告モデルっぽい看護師風の女性とコッツフォード良枝医師だけだ。

通販サイトの責任者が個人で、会社住所として自宅を登録、ということ自体はよくあることなので別に問題はない。

ただ、研究機関を想起させる「研究所」を名乗り、「業務用」をうたうのは、ほんのり裏切られた感があるというか、個人的にはあまり信用できない感じがした。

商品自体の効果の有無や良し悪しとは関係のない部分であるが、自分はこういった情報も購入時の検討材料として重視している。
化粧品という人体に使うものだからこそ、不安な部分のない会社のものを使いたい。購入を検討している人の目に届いてほしく、本記事を記した。

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