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映画「ユージュアル・サスペクツ」感想(※ネタバレあり)

1995年にアメリカで公開されたサスペンス映画「ユージュアル・サスペクツ」。


キャッチコピーは「見破りますか?だまされますか?」、1996年にはアカデミーの脚本賞にも輝いている作品だ。

どんでん返しの代表格とも呼ばれている本作を先ほど鑑賞し終わったので、もう感想なんて山ほどインターネット上に散らばっているわけだが、その山に自分なりの感想も投げこみたいと思う。折角なので。



※ここからはネタバレありです。観てない方は是非ここでブラウザバックを。






まず最初に触れたいのが、ケヴィン・スペンシー演じるヴァーバル・キントのギャップ。これがカッコよすぎる…

開幕では弱々しく手足が不自由な男を演じていたのに対して、最後には伝説のギャング「カイザー・ソゼ」として覚醒した表情を魅せる。

この時の裏切られた感。裏切られる裏切られると思っていても、ここの裏切りは何とも心地よい。弱さを演じる強者が醸し出す魅力も充分に味わえた。

何と言っても圧巻なのは、映画の大部分であるキントの供述による回想シーン。結論からすれば、それは全てキントの作り話なのだが、その構成の緻密さは完全に芸術だ。

ガブリエル・バーン演じるディーン・キートンを軸に上手く役回りを転回させ、自分に最大のメリットが傾いていくように、丁寧かつ大胆な起承転結。

あれを即座に思いつくキントの天才性にゾクゾクさせられた。私のキャラの好みが天才性とか匿名性なので、キントの全貌を知った時には「良いーーー!」と叫びたくなった。

普段は感動系とかコメディ系とか、ほのぼのした作品をよく観る私だが、サスペンスもアリだと改めて感じた作品だった。

拳銃とか血とかギャングとか苦手な私だが、これはサスペンスとして周囲に是非オススメしたい。

今後のコンテンツ制作にも、「ユージュアル・サスペクツ」から学んだ「裏切りの手法」や「キャラ変化のカッコ良さ」を上手く取り入れていけたら良いな〜と思ったりもする。

こんな感じで、今後もAmazonPrimeの映画を観ては感想を残していこうと思うので、オススメの映画あったら教えてください。よろしくお願いします。

現場からは以上です。

#映画 #感想 #コンテンツ会議

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