好きなものを好きだと表現すること─『メタモルフォーゼの縁側』

亡き夫と通った思い出の喫茶店が閉店し、立ち寄った書店では料理本コーナーがいつもと違う場所に。 過ぎ去っていく時間に寂しさを覚えた時、彼女の目に止まったのは1冊のコミックス――。
 75歳の老婦人と書店員の女子高生がBLを通じて織りなすのは、誰もまだ見たことがない日々でした。

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人とあまり上手くコミュニケーションの取れない高校生・佐山うららは,ひょんなことからBLを通じて75歳の市野井雪と世代を超えたコミュニケーションを取るようになり,親交を深めていく...

他人と交流するのなんて,きっかけはいつも唐突で,思いも寄らないところからかもしれない.
好きなものが共通していれば世代なんて関係ない.
大切なことは好きなものを好きと表しておくことではないだろうか.
本作で二人が交流するきっかけとなったのは(知らなかったとはいえ)市野井雪の臆面ない振る舞いが,急速にBLにハマっていったことを示唆していたことだし,やはり好きなことを好きと表しておくことは大事だ.


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FUKUKOZY

2019読書録

読んだ本すべてなにかしらの文字列をつづってインターネットの海に放流したいです。
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