「弱いAI」の時代がやってくる─『ツールからエージェントへ。弱いAIのデザイン - 人工知能時代のインタフェース設計論』

書籍詳細

人間のために働く、執事のような“エージェント”をどう設計するか?自動運転、掃除ロボット「ルンバ」、IBMの人工知能「ワトソン」を使ったアプリ…。IoTとともに、世の中を便利に面白くしている「弱いAI(特化型AI)」。そのなかでも、人間に代わって作業を進めてくれる「エージェント」型技術のコンセプトを打ち出した、人工知能時代のプロダクト/サービス開発において実用的なアイデアが得られる一冊。

軽快な語り口ではあるが,かなり実際的な部分にまで入り込んだ本だった.開発者とまではいかないが,UIやUXデザイナー向けなのだろうか.


今,世間では「AI」が話題になっているがおそらく多くの人がイメージしているのは「強いAI」,すなわち「汎用型AI」だろう.彼らは人間を超越した知能を持ち自律的に判断し,行動する.そんなものが実現すればもちろん世の中の職業の数%は失われてしまうだろう(なんたって彼らは文句も言わなければ,24時間休まず働いてくれる!).しかし,「汎用型AI」が登場するのはもう少し先の話だろう.その前に今現在の私たちの生活にも入り込みつつある「弱いAI」=「特化型AI」の時代がやってくる.
彼らは「汎用型AI」ほど優秀ではないけれど,役割を明確にすることで圧倒的なパフォーマンスを発揮する人間にとっての「エージェント」になりうるのだ.まだ一部のものしか「エージェント」化はしていないけれど,きっとあらゆるものが「エージェント」化される時代がやってくるのだろう.そこから,各エージェントが積み重ねた情報をネットワークさせた時に「汎用型AI」が生まれるのではないか.

「特化型AI」たる「エージェント」の彼らは完璧には程遠いからこそ,私たちが策を弄して人間とのより良い関係性を築けるようにデザインしなければならない.この本はそんな彼らとの付き合い方を教えてくれる興味深い本だった.

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