名称未設定_1

マンガがネットで読めるメリットとデメリット~ユーザーであり提供者が考察(簡易版)

先日、電子書籍業界の方々とお酒を飲みました。
同じ人達が集まると色々な議論や討論や愚痴を聞いたりするわけですが
ユーザーが感じる電子書籍(コミック)のメリットってなんだろう?という話になりました。日本には色々な人がいて、単行本を配布するくらい漫画が好きな人や年齢も影響するし価値観の問題なので正解なんてないんですけど。



同業種の人が思う電子書籍のメリット

1.場所をとらなくて良い
2.何冊も持ち運ばなくても良くなった
3.単行本と同時発売

福山が思う電子書籍のメリット

1.いちいち書店にいかなくてもいつでも漫画が買えてその場で読める
2.割引とか無料キャンペーンとかめっちゃ展開している
3.時間潰せる(どこでも自分が読みたい漫画を読める)

同業界の人vs福山の構図になって焦った私

お酒も入っているので楽しい会です。
「最近こんな漫画面白いですよ~」とか「××電子書店が××キャンペーンやってましたね」とか。その延長線上での話です。
でもでも、同業界の人と私の考えるメリットが全く違う!
めっちゃアウェー感でした。
業界人「2」は旅行や電車の移動中も読めるというのも含んでいるので私の「3」と同じ感じですね。
業界人「3」は紙書店先行販売で数ヶ月後や数巻遅れで電子書籍化されたり、そもそもなかったりするので「えぇ~」ってなりました。紙にないのが電子にはあるぞって反撃をくらって納得しましたが。

※他も議論になりましたが省きます。

福山がデメリットに感じている部分

1.新刊が単行本と同時ではない。最悪数ヶ月まつ場合
2.専用アプリでしか閲覧できないため同一タイトルを特定の電子書店で買わないと管理ができない。単行本だとA書店で買おうがB書店で買おうが一緒
3.小さな画面のスマホにそれほど適していない(いちいち拡大するの面倒)
4.書店特典が凄く羨ましい

最後に

電子書籍元年と最近は言われなくなりましたがスマホが出た当初はかなり言われていました。その時に電子書籍のメリットとして声高々に言われていたのが「場所をとらなくて良い」「何冊も持ち運ばなくても良い」なんですよね。
それは前提として他にも大きなテーマが出てこなかった。
お酒を飲んでるにしても時が止まってるように感じ「なんかもっとあるだろ、俺達大丈夫かw」と一人が発言し違う話題にうつりました。

私はマンガが好きですが根本がライト層だと思うんですよね。
この業界で「マンガ好き!」とか言うとWEBマンガとか話題になる前の作品を最初から追いかけていたり熱量が圧倒的に違うんですよね(苦笑)
ただ、電子書籍になってiPad Airを購入してから仕事関係なく読むようになって重課金するようになりました。

両方ともライト層の私からすると当たり前でメリットと感じてなかったり。
そもそも昔から何冊も持ち歩いたことがない。
「場所をとらなくて良い」は共感はしますが、そもそも本棚にたくさん入ってなかった。
学生の頃とかは読み終わったら友達に売って違う本を買いに行ってたから収集癖とかがつかなかったんだと思う。

でも、結果的に6年以上前から言われていたメリットが開口一番で出てくるくらいには業界人の脳内には凄く染みこんでいることがわかりました。
これはどれくらい事実なんですかね。世代でもかなり変わりそうですが。

一般読者のかたはどんな理由で単行本ではなく電子書籍を購入していますか?
もしよかったら色々な意見を教えて欲しいです。



最近では「読み放題」「広告型の無料モデル」「待てば無料」が増えてきていますが最大のデメリットは既にebookjapanにて約4000冊を購入しており、離脱することが現実的では無いため他サービスが流行っても移動できないという現実でしょうか。ebookjapanさん頑張ってるのは知ってるけど頑張れ!

----2018年4月7日 16:40追記 ---



冒頭にも書きましたが価値観もありますしアイデンティティはみんな共通認識で持っていると思いますが他にもたくさんのご意見をいただきました。
勉強になります。理論生存とした記事を私なんかが書いても良記事の中に埋もれてしまうため勢いだけで今回は書きましたがみんなが不満に感じてることをただただ呟くだけでも電子書店さんやら版元がそれを拾っていることも多いため、私の投稿に賛否の意見をいただけたことが嬉しいです。ありがとうございます。
よければ「どういう時に電子書籍使ってる」とか「ここ不満だぞっ!」とか教えてもらえるとツイートみてる関係社さんも喜ぶと思います。 

今後ともどうぞよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?