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【黒いマヨネーズ】本当の優しさって何色だと思う?

-本当の優しさって、黒い。

ブラマヨ吉田さんのエッセイ【黒いマヨネーズ】を読み終えた。面白過ぎた。ご本人が忙しい合間を縫って宣伝活動をしてるから微妙ながらご協力をしたい。僕、ヨシモトブックス編集部さんよりいい働きをします笑

今の時代、最大の宣伝は『熱のある口コミ』なので愛を持って言葉を刻みまし。

書評はラブレターだ。

▼もくじ・黒くて、優しい本・例えのマシンガン・本を買うことは最大の応援。

まずはこの本の魅力を四字詩にした。

『本質黒優』(ほんしつこくゆう)

冒頭で言ったように、本当の優しさって黒い色してると思う。

強くて赤い言葉、クールで理論的な青い言葉、元気なオレンジの言葉、可愛く黄色い言葉、セクシーなピンクの言葉、毒気のある紫の言葉…

全ての事情を想像して思いやると様々な感情が入り混じって結果、黒くなる。

本質を突けば突くほど怖がる人がいたり、誤解する人がいたり、耳が痛い人がいたりする。

それでも尚、本当に大事なことを見つめて行動したり、言葉にする人が僕は好きだ。

様々な感情を嘘偽りなく吐き出した『黒いマヨネーズ』は、黒くて優しい本質を面白さでコーティングした本だ。

体罰、不倫、刑務所、などデリケートなテーマも独自の視点で痛快にこねくり回す。見た目は黒くても味は美味い。まさに黒いマヨネーズ。

何度も声を出して笑った。この本は電車の中で読んではいけない。深夜。自宅。なんだか笑顔が少なかった日の夜にお気に入りのドリンクをちびちびやりながら読むのがおススメです。

吉田さんは普通に文章がうまい。話すように書けるってシンプルに凄い。

思考が深過ぎて何度も「ねぇ何言ってんの?」ってなる。もちろんいい意味で。そんないいつるはしはどこで手に入れたの?そりゃ温泉もジャンジャン湧くよね。

僕はホンマでっか!?TVをよく見てるけど、そこでは短くて切れ味の鋭いコメントをよくされてるから、てっきり文章とか長い場所の競技は苦手なんだと思ってた。

それは違った。短距離だけだと思ったら長距離もメチャクチャ速いんかい!といった感じ。

読みやすい理由に例えが上手くて面白いことが挙げられる。いくつか抜粋しときます。細かい文脈は是非、実物でご確認ください。

・みんなが卒業という名の滅多に味わえない美味しい料理をゆっくり噛みしめながら味わっている時に、僕はいち早く飲み込んだというだけの話。 
・浮気はバッティングセンターに行くだけ。不倫は、契約してる球団があるのに他球団のユニフォームを着て試合に出るようなもの。 
・目の前に熱々の旨そうなカレーライスを用意してくれたけど、スプーンという名の時間が無い。 

僕も本を出しているからわかるけど、本を買ってもらえることは何よりも嬉しい。めっちゃ明日への活力になる。

この感覚は、吉田さんも例外ではないはず。

薄まってない吉田原液を楽しめて1400円。安いとしか言えない。既に読んだ方は愛を持って宣伝した方がいいし、まだ読んでない方は是非、読んで体感して欲しい。

楽しませてもらいながら応援ができるなんて最高。だから僕は結構、本を買うようにしてる。さぁこれからみんなで黒いマヨネーズ旋風を巻き起しましょう!

黒いマヨネーズを買うにはこちら。

個人的に好きな章。祖母2、結婚、ハンデ、重力について、罪と罰、バランス、体罰、正しさ、インタビュー、十二支、自分がわからない、ベーシックインカム、口目耳鼻、浮気論、愚痴ることの大切さ、俺のクレジットカード前編・後編


※ここから先は完全な余談なので鬼のように暇な人だけ読んでください。

・「本質黒優」。の中には実は「しつこく言う」が入ってます。吉田さんを表す言葉なのでこっそり紛れ込ませときました。

・ブラックマヨネーズ。白と黒。相反する物の共存。まるでMr.Childrenみたいだ。ポップにロックをやっているという点においても重なる部分はあると言える。吉田さん、次のアルバムを楽しみに待ってますね!

・僕、平松とちょっとだけ面識があるので何回も名前が出てきて感慨深かった。

・2年くらい前に上野で吉田さんをお見かけしたことがある。手ぶらで小走り。どこかに向かっているようだった。見知らぬおっちゃんから「おぅ吉田!」と声をかけられ、「こんちは!」と爽やかに駆け抜けて行った姿はまだ目に焼き付いてる。

・この本で1番好きなページ。


素敵な本を、どうもありがとう。

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