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マナスル登山が急すぎると言う人へ

先日、パリにいながら数日後のマナスル登山を決めたが、カトマンズに入るまでに1週間もない急な日程だ。

エベレストに挑戦した時は半年ほどはトレーニングをしていたが、今回は筋トレ程度で、登山用のトレーニングはしていない。

直近の登山は4年前で、ブランクもある。

装備品もしばらく使っていないため、当然チェックして足りないものは準備していくものの、思い当たりのない不足が出てくる可能性はある。

また時差ボケも治っていないかもしれない。

それでも、僕は全く問題ないと考えている。
なぜか。

それは、海外の高所登山は1ヶ月以上も時間をかけて登頂していくからだ。
エベレストであれば40日以上、今回行くマナスルでも30日以上の行程だ。

これだけあれば、初日には体が十分に動かなくても、毎日の行程の中で体が締まっていき、環境に適応していく。
逆に、スタート地点でどれだけ体調が万全でも30日後にやってくる登頂日にその体調を維持できる保証は全くない。

行程の中で、何度も体調の上がり下がりの波があり、その上でサミットにいかに良い状態で仕上げられるかが大切だ。

ちなみに、僕はヨーロッパ最高峰であるロシアのエルブレスに登頂した時は、東京マラソンを完走した後、ゴール地点からそのまま羽田空港までタクシーで移動し、ロシアに向かったことがある。
この時はさすがに足のバネが弱っており、またエルブレスは1週間程度で登頂できる山なのでコンディションを整える日数が不十分で苦労したが、それでも無事に登頂はできた。

もちろん、敢えて無茶をすべきではないが、スケジュール的にそこを外せば当分挑戦できないような場合はやむを得ないこともある。

人も自然も自分を中心に存在してくれるわけではない。多少の無理があっても、自分が外部に適合させていけば良い。

プライベートでも、急だとか、忙しいとか、体調が万全ではないたいった理由で簡単に約束を渋ったり、延期したりする人がいるが、一度逃した機会はもうやってこないものと思って、一つ一つを丁寧に受けていくべきだと考えている。

さておき、31日夜に帰国して、昨日(1日)は健康診断を受け、ほぼ全て完璧で、特に肺活量は6250mlで好調だった。無事に登山許可が下りた。

また、今回の隊の隊長である近藤さんに会いに行き、形式的なガイド申し込みや保険申し込みを済ませてきた。

また、その後と今日(2日)の午前中で、ほぼほぼ装備品は全部揃った。後はパッキングしつつ、最終チェックをして、わずかな漏れがあれば明日(3日)に用意をし、明後日(4日)にいよいよ出発だ!

出発前に美味しい物でも食べておこうと思い、昨夜は元麻布の一平飯店に行ってきた(3万円)


また、今日の昼は帝国ホテルの地下にある寅黒で懐石料理を食べてきた(4.2万円)

さらに今夜はオフ会だ。
以上

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