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小さな背中《でも、でも、だってちゃん発動中》前編

写真の日本酒。丸くて可愛い小瓶とは裏腹に、ピリッと辛口でした。人もお酒も見た目の愛らしさに惑わされてはいけませんね・笑。

先日、娘が長崎へと旅立ちました。そう、修学旅行です。色々なタイプのお子さんがいると思いますが、うちの娘は私に似ず、内向的でとってもシャイな子です。それ故、集団行動も苦手…。そんな娘『修学旅行、行きたくないなぁ』とそうれはもう、念仏のように口にしていました・笑。出発の朝、開口一番に『修学旅行、やっぱり行きたくないなぁ』と言った時には、笑いすら起きたものです。『お母さんはどうだった?楽しみだった?』と聞かれたので、遠い記憶を探りましたが…(どうだったかな?完全に忘れている!)とりあえず、『お母さんも同じだよー。行きたくなかったよー』と言っておきました。記憶操作・笑。娘『行きたくないなぁー』母『そうだよねー。行きたくないよねー』繰り返される会話を聞いていた夫が一言。『そんなに行きたくないなら、行かなくていい』・・・。出ましたーー!!《結論》そうなんです。夫は何でも、《結論》に結びつけることがあります。これは殿方の特性でしょうか?でも、娘の『行きたくないなぁ』この発言の行間には『でも、行ってみたいなぁ。でも、やっぱり不安だなぁ』この気持ちが隠れているのだと私は判断しました。だからこそ、娘の不安に対しては『うん。そうだよねー』と聞き流し、一緒になって熱くならないよう対応していたのです。案の定、夫の『行かなくていい』発言を聞くや否や、娘は『行く!』と言って泣き出しました。多感な時期の揺れる乙女?心、分かってないなぁー。と私がチラリと夫を見ると、『???』訳分からん!って顔をしていました・笑。

そうなんです!訳分からん!これぞ、人の心理です。とりわけ女子はその度合い、振れ幅が大きい気がします。私だって『ダイエットしなきゃなぁー』と言いつつ、大好きなチョコを頬張っていたり・笑。『でも、痩せたいな』と呟いていたり。嘘つきなのでなく、どちらも本音。どちらも、私の中にある感情なのです。だから私はこんな時、《でも、でも、だってちゃん》発動中と思うようにしています・笑。『運動したい。でも、面倒だなぁ。だって外は暑いし。でも、散歩位は行かないとねー』どうですか??面倒でしょう??はっきりせーい!って思いますよね。でも、これって普通に人の中に芽生える感情だと思います。それを口にするか、しないかは別として。葛藤と言えばいいのでしょうか。

《でも、でも、だってちゃん》発動中の娘には、特別なケアをせず、ごく自然にいつも通り振舞いました。修学旅行前夜は、いつも通り、食事や宿題をして寝る。時として親が一緒になって大げさに振舞うことは、かえって不安や心配を助長することにも繋がるので、いつもと同じ日常を過ごしました。そして、当日は背中をかるーーく押すつもりで『楽しんで行っておいで♪』と笑顔で見送りました。『行ってきます』と小さく言った後、私に背を向け歩き出した娘。その背中はまだまだ小さく、心細そう。その小さな背中に向けて私は(頑張れー。気を付けてねー。待ってるよー)と心で祈るように言葉にしました。まずは無事に帰ってきてくれること。そして、出来れば何かを掴んで戻ってきてほしいと願うばかりです。

さて、さて、旅立った娘さんはいかに?長くなりそうなので、続きは後編に託します。

*今回、娘の『行きたくない』発言に対しては彼女の性格や現状のお友達関係などを把握した上で、あえて聞き流す対応をしました。でも、娘が学校で何かトラブルを抱えている等、明らかに『行きたくない』この言葉の裏に他の要因が絡んでいそうな場合は、同様の対応はしません。本人や担任とじっくり話す時間を設ける必要もあります。そのさじ加減というか、判断をするのが親の役目かなぁと思います。そのためにも、日常的に子どもとコミュニケーションを図ること、担任と良好な関係を築いておくのが大事だと思います。風通しをよくしておくことが大切ですね。

それでは、後編をお楽しみに♬付いてきて下さい・笑。


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