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「のうりん」の舞台を少しだけ覗いてきた

前回の続きでございます。
https://note.mu/fukupage/n/n83b3dae44189

東白川村の「つちのこフェスタ」からの帰り道、連れて行ってくださった方が「ちょっと寄り道したいんだけど」といいました。
なんでも、帰り道がとある「聖地」の近くを通るので、ちょっと寄ってみたくなったとのこと。
いわゆる「聖地巡礼」タイプの町おこしにも興味があったので、ぜひ行きましょうという話になり、予定を変更して寄り道をすることになりました。

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何処に立ち寄ったかというと、岐阜県美濃加茂市太田町にある美濃太田駅です。
この駅は現在「のうりん」というアニメの聖地として顔出しパネルがホームにあったり、観光案内所には交流用のノートがあったりと、徐々に盛り上がりつつある様子。
興味深かったのは、原作者自身やファンによって、この試みが支えられているところ。
当然、ファンが来ることを目当てにした方法ではあるのですが、町に招く側もまたファンだったりする。
例えば、最初の写真ののぼりは、実はファンが自分で作って持ってきたそうだ。

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↑これですね。
こういったのぼりの制作費用がどの程度かは忘れてしまいましたが、自分で作って後からくるファンのために置いてもらおうとするところに、作品への愛を感じますね。

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他にも上の聖地巡礼用の地図(上の写真。元の地図に聖地巡礼用の情報を記載してラミネートしたもの)や、交流用のノートの奥のPOP的なものも、ファンの手によるもののようだ。
観光案内所の方の話によると「こちらで用意したのはノートだけで、ここにある他のものは、ファンの皆さんが持ってきてくださったものです」とのこと。
さらに、「『キャラクターのスタンプがあったらいいな』という話を原作者にしたところ、自分でスタンプを手彫して送ってくださった」そうだ。

画像5百均で売ってるゴム版画用のゴム板を自分で彫って作ったもので、当然この世に一つしかない。
素人の手によるものにしては、なかなかの出来だと思うのは僕だけじゃないはず。

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ネットで検索すると、この「のうりん」という作品はあまり評判は良くないようだ。
確かにシモネタも多く、あまり品のいいアニメとはいえないし、「のうりん 町おこし」などで検索すると、正直どうしたものかと思ってしまうわけですが、そんなこととは関係なくファンは舞台となった町を訪れて、作品への愛を注いでいて、上の写真のように新聞にも記事がのってしまうということに。

まだアニメの方はまだ1期(次があるのかわかりませんが)が終わったところなので、この先どうなるのかはよくわからないですが、個人的には興味のある事例なので、こまめに動向を観察できればなと思います。

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