http://ogatism.jp/ingress/

はてブを眺めていたら、こんな記事がありました。
Ingressが面白い／面白くないという理由は色々あるんだと思いますが、この記事にはちょっと違和感を感じたわけです。

というのも……。

”もう一つは実力。アクションとかシューティングみたいに、うまくプレイできれば面白いもの。プレイするたびにミスが少なくなっていく、そういうものはやっぱり面白い。

さてこのingressというゲームは、プレイヤーの腕にはまったく影響しないもの。ただ歩きまわるだけ、オリエンテーリングとか宝探しとかそういうものである。なので、長時間プレイしてもプレイヤーが上達するわけじゃない。”

……うーん、なんか違和感があるんです。
僕はIngressって、実はテレビゲームよりもテクニックや先読みが必要になるゲームなんじゃないかなと、思っているんですよね。
特に誰かと協力してそのエリアを攻略するというわけじゃなくて、一人で地道にプレイしている方は、どの辺のエリアでプレイすれば効率よくAPを稼げるかというあたりから、実はテクニックになっているような気がするんです。

実は今日、会社も夏季休暇に入ったということで、名古屋駅前のエリアを重点的にハックしていたんですが、事前にIntelを確認するという技（ある程度ポータルの範囲を把握しないと無駄足になるので）を知ってから、あまり迷うことがなくなりましたし、おかげで「どこで引き返せばいいか？」という判断もできるようになったんです。
また、急に白ポータルが出現しても、慌てず騒がずレゾ挿ししてリンクを張れるようになってくると、その次の陣取りに早く加わりたくて、更に効率よくAPを稼ぐ方法を考えるようになる。
エリアを選ぶところから、いつ頃攻略を始めるか、どんな手段で移動するかなど、選択肢もかなり多くなってくる。

そうやって、色々考えて進めていくことで、Ingressは面白くなっていくんじゃないかなと。
このゲームのテクニックは、アプリの操作ではなくて、実際の自分の動きに通ずるところがあるので、一見してわかりにくいのかもしれないけど、それが高レベルのプレイヤーになれば、攻略の手際にも影響してきますから、派手さはないですが、とても重要な事だと思います。
そこに気が付き始めると、Ingressは面白くなり始めるんじゃないかなと……。

あと、ゲームの面白さは、結局のところはプレイヤーの脳みそとのシンクロ率で決まると、個人的には思っているんですが、だとするなら、実はゲームの面白さを加速させる方法というのが存在するわけで、その方法とは「想像力で不足を補完する」ことだと思うんです。
詳しくは触れませんがTRPGなんてその最たるもので、Ingressも見方次第ではただのオリエンテーリングから想像を絶するようなスケールの大きな戦いに変貌するんでしょうねぇ。
そうなった頃には、多分、スマートフォンの画面でポータルを探しながら、実は全く見えている景色が違っているのかもしれません。
まさに、Ingressの設定のようなそんな状態になっているのではないかなと、そんなふうに思うわけです。

その景色を何時になったら見られるのか、ちょっと僕は気になっています。