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「ぼくらの未来をつくる仕事」を読んで その14 人生は思い込んだモン勝ち

豊田氏が本書の最後の章で
「仕事をすることで大事にしている事」を述べています。

その中でも
●自分がやりたい事(好きな事)
●自分がやるべき事(経験、体験を感謝として恩返しなど)
●自分にしかやれない事(思い込める事)
そしてこの三つの円の重なるところで勝負する事を意識している

と述べています。

その中でも特に
自分にしかやれないかどうかなんて誰にも分かりませんが、少なくともそう思い込めるくらい努力を積み重ねるべきであり、その努力の先には積極的に自信を持って働くべき

と述べています。

この部分を読んで私は「いつやるの?今でしょ!」で一躍有名になった、塾講師の林修さんの言葉を思い出しました。

(林修氏は現役で東大法学部に入学し、銀行に就職。だがバブル景気の違和感に馴染めず、半年で退職する。会社を興し、株にも手を出したが全て失敗。借金を返すために仕方なく予備校講師になった。)
やっぱり「やりたい仕事」ではなかったですよね。
同級生がみんな官僚とか医者とか弁護士になって、特にバブルの時代ですから国際的に活躍してるわけですよ。ぼくもそれをやろうとしたんですけど、ことごとく失敗したんですよね。
官僚として出世してる連中と自分を比較した時に、彼らのような「粘り強さ」はない、僕には。キレはあるかもしれないけど、あの粘り強さはないですよ。
だからそういうところで勝負したら負けるんですよ。
(はじめは数学を教えていた林修氏が現代文に転じたのも、「ここなら勝てる。一番になれる」と確信したから。)
ー林修 情熱大陸ー

どんなテレビ番組でも本でも、職人と言われる方々に話を聞いてみるとみんな「最初から好きだから続けている」というより「しかたなく続けていたら天職のように、職人になってた」という方が意外と多いことに驚きます。

言ってしまえば林修氏だって、もしかしたら塾講師よりもっと向いている仕事があったかもしれない。
これから甲子園の時期ですが、世界で活躍するイチロー選手も、もしかしたら違うスポーツの方がもっと成果を出していたかもしれない

ただ、人生なんてそんなもんなのかなとも思います。

「思い込んだモン勝ち」

この仕事が自分に合っているかどうか、ではなく
この仕事が自分に合っていると思い込んでみて、
それでダメそうだったら変えればいい。

とりあえずまず一歩を踏み出せるかどうか

なのかもしれません。

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