未来のミライ、22年目の告白を観て ネタバレ含む

細田守さんの作品は好きで、過去作も劇場に行っていたので今作もそのノリで。
といいつつ、今作は予告とタイトルからしてなんとなく微妙かな?という気がしていて。

●タイトルが「未来のミライ」と、すごい未来ちゃん推しなんですけど予告映像見ると未来ちゃんとお兄ちゃんのくんちゃんの二人が頑張るっぽい

●予告映像だと未来ちゃんとくんちゃんの主に二人がメインで話が進むっぽい

●未来からわざわざ来る、という事は「将来になんらかの不具合(例えば戦争とか)が、もしくは未来ちゃんの超個人的な理由だけど、個人レベルで重大な事件(例えば恋人の事故とか、お兄ちゃんのくんちゃんの身に及ぶ何か)」
というような事件を防ぐためにわざわざ来た。そしてその中心人物がくんちゃん(子供なので故意かどうかは別。まぁたぶんいたずら程度)

●そして最後は未来からやってきた妹によりお兄ちゃんの記憶は消されたけどなんか残っていて(夢でした系のオチで閉めるけど、体にアザとか)

というようなイメージをしていたのですがなんか裏切られました(笑)


観た感想としては

おそらく家族、しかも育児真っ最中の親と子供向けの内容かと思いつつ「これちょっと難しくないか?」というような印象。

子供の成長物語で、親の知らない間に子供は勝手に育っているようにみえるけど夢(?)の世界で曾おじいちゃんなどの世話になっている。

これはどの層に向けているのか、ちょっと分かりにくいかなと感じた作品でした。
ちょいちょい「子育てあるある」的な部分はあったので「子育て終えたおば様方」は凄い頷いたりしてた(笑)

共働きしながらふたりの子供を育てるって大変…
というのと
福山雅治カッコイイ!
という印象は残ってます。

ムダな演出はしないので飽きる、という事はなかったのですが意図が掴みづらいと言いますか。

あ、あと
22年目の告白 私が殺人犯です
も観ました(急に旧作作品)

藤原竜也さんが好きなのと
タイトルがいかにも、な感じがあったのでどう進めていくのかなと気になってた作品でして。

タイトルから
整形していて、時効成立後に被害者遺族が犯人を名乗って出てきて犯人を挑発。出てきたところを…

もしくは最初から犯人はAI的な近未来を描いた作品

といくつか予想してたんですけど
藤原竜也さんの「いかにも犯罪者」的なパッケージだったので
「統計的に犯罪者の顔立ちを割り出した結果、未来の犯罪者はほぼ藤原竜也みたいな顔立ちに」

みたいな凄い失礼な妄想をしてたりしまして。

ネタバレ要素含んでますが「時効廃止法」も1つのテーマになってます。

これ、実際結構厄介な法案だと思うんですよね。
時効が100年とか、医療技術が発達したからせいぜい150年とかならまだ分かるんですけど。
時効廃止って、単純に言うと
「1000年前の事件でも調べ続けなければならない」

正直そんなに月日が経ってると証拠もほぼ見つからずに、人の記憶もあいまいになってきますし、犯人もとっくに死んでるだろうに「誰の為に調査しなければならないのか」っていう。

ちなみに「誰の為」という部分で、遺された遺族の末裔の無念を晴らす
とかは論外ですね。
そもそも法の罰ってそういう為のものではないので。

犯人が罪を償うモノなのに犯人とっくに死んでるのにまだ調査しろっていうの?
という。

犯罪は日々起こるものなので警察の人材が限られている中、「よりムダな事に時間をかけるような」法はどうかなと。

また事件をずっと追い続けるという事は「冤罪で一般人が犯人にされる可能性」が上がるという非常に怖い側面もあるわけで。

といいつつ、私も専門というわけではないので、時効廃止法について私の知らない部分がある、もしくは勘違いしている部分もあるかもしれないので今後もちょっとずつ調べておこうかなと思います。

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