手作りおやつで、おもてなし。好きを目いっぱい楽しむ、休日のおうち時間。(前編)【暮らしのBATON #07】

【暮らしのBATON】は、フクヤ建設 広報課 石川が、住まい手を訪ね、みなさまの暮らしを通して BATON DESIGN WORKSの家づくりをお伝えするコラムです。


今回は、施工事例にも掲載されている「下八川の家」Nさん宅を、訪ねました。
周囲を山に囲まれた、自然を身近に感じられる場所で、ご夫婦と、6才,3才のお子様の4人で暮らす、Nさんご一家。
たまの平日休みに、趣味のお菓子づくりを楽しむ奥様の、お気に入りのおうち時間を、お届けします。


豊かな、自然のなかに佇む家で。


いの町市街から、北へ北へと30分ほど進んだ山のなかに、Nさん一家のお家は建っている。
この日は、雨あがりの晴れた空が清々しく、仁淀ブルーを横目に気持ちよく車を走らせた。 

Nさんは、私が営業課時代に担当させていただいていたお客様で、有難いことに、奥様のCさんとは、いまではプライベートのお付き合いも。
数ヶ月ぶりに訪れたこの場所は、澄んだ山の空気が感じられ、思い切り深呼吸をしたくなるような、気持ちのよい場所だ。 


奥様の祖父から譲り受けた思い入れのある土地。


お家づくりのための現地調査で、担当設計士と一緒にはじめてこの場所を訪れたときは、あまりの絶景に驚き、「ぜったいにこの場所でのお家づくりを実現させたいね!」と、興奮気味に語り合いながら帰路についた日が、ついこの間のように思い出される。


ふたり目のお子様の出産も重なり、ゆっくりと共感を重ねたお家づくり。おかげで、間取りや外観、細かな部分まで、立地を最大限に活かした気持ちのよい家が完成した。


2つ並んだ三角屋根が、ポイントの外観。



将来的に、両親との同居も視野にいれた34.32坪の少し大きめの二階建て。三角屋根のやさしい雰囲気が、山の景色にやさしく溶け込んでいる。



「家で過ごす休日が、大好きなんです。」


この日は、奥様Cさんの、たまの平日休み。
「大掃除して待ってました!」と笑う、自然体ぶりが心地いい。
綺麗に片付いた部屋には、気持ちの良い風が吹き抜けていた。

キッチンからは、リビングダイニングが見渡せる。


「家で過ごす休日が、大好きなんです。」と話すCさんの趣味は、お菓子作り。お会いしたときは、いつもおいしい手作りおやつを手渡してくれる。

この日は、10年以上続いているというお菓子作りのなかでも、友人たちに特に喜ばれるという、シフォンケーキを振舞ってくれた。

レシピ本は、キッチン前の棚板が定位置なんだとか。


お菓子作りの様子を撮影させてもらいながら、家の話や、子どもの話、つもる話に花をさかせていると、あっという間に生地ができあがり。
大きな型いっぱいに、生地が流し込まれる様子は、見ているだけでワクワク。

「成功しますように~!」と、念を込めながら。


焼き時間は20分ほど。出来上がりを、楽しみにオーブンのなかへ。



庭の涼しげな紫陽花を、リビングにも。


シフォンケーキが焼けるのを待っている間に、外をのぞいていると、花が咲き始めたばかりの紫陽花を見かけ、「リビングに飾ってみたらいいかもしれませんね!」と盛り上がり、ハサミを持ってお庭へ。

昨日はまだ花が咲いていなかったという、開花したばかりの紫陽花。


建築前からこの場所に植えられていたこの紫陽花は、あえて大切に残しておいたもの。

咲き始めたばかりの姿も、可憐で可愛い。



ハサミで、少し形を整えてお気に入りの花瓶に飾れば、リビングにも涼やかな季節の彩り。


お気に入りの、ガラスの花瓶に。

 

「切り花を買わなくても、いいですね!」と、Cさんは満足そうに顔をほころばせた。
確かに、自然な草花がお家の雰囲気に、とてもよく似合っていた。

庭の紫陽花を愛でている間に、あっというまにシフォンケーキが完成。
それでは、後編は、出来上がったシフォンケーキのおやつタイムと、こだわりのキッチンのお気に入りポイントをご紹介します。お楽しみに。