鳥山明先生に続き、
声優界のレジェンドTARAKOさんがお亡くなりになりました。
死因は明かされておらず自殺だったかもしれないという声が多く飛び交う中で
もうまるちゃんの声を聞けないのだと思うと寂しさが募ります。

思春期に出会ったさくらももこ先生のちびまる子ちゃん。
当時は漫画でした。
小学生とは思えない生意気な物言いと全てを悟ったような
おばちゃん臭い雰囲気がツボで物凄くハマった記憶があります。

あまりの人気にアニメ化が決定し漫画を飛び出したまるちゃんが
どんなふうになるのかと思っていたら
イメージそのままの声にびっくり！
既にオーディションで別の声優さんに決まっていたというのに
さくらももこ先生が自分の分身としてしっくりこないという理由で
再度オーディションを行ない、
自分に似た声のTARAKOさんを選んだというエピソードがありますが
子供らしからぬ生意気でおばちゃん臭い物言いにぴったりすぎるその声は
国民的アニメの仲間入りに大きく貢献していきました。

2018年にさくらももこ先生が53歳という若さでこの世を去った時、
TARAKOさんが相当ダメージを受けていたのが記憶に新しいのですが
63歳という若さで一体何があったのでしょうか…。

国民的アニメとして定着しているちびまる子ちゃんの後任をどうするかを
関係者の方々が現在、話し合いを進めているのだとか。

ルパン三世の山田康雄さんが亡くなられたときは
モノマネタレントの栗田貫一さんが後を引き継ぎましたが
ちびまる子ちゃんはTARAKOさんと似た声を探すのか
イメージを一新するのかを検討しているようです。

20年ほど前にイタリアのヴェネチアでゴンドラに乗った時

「OH！ちびまる子〜まるちゃ〜ん」

と辿々しい日本語でゴンドラのお兄さんに言われた記憶があります。
ヴェネチアにまで来てまる子ちゃんはないでしょ…と思ったと同時に
イタリアにまでちびまる子ちゃんが浸透していることに驚いた瞬間でした。
ちびまる子ちゃんも世界で愛されるアニメの一つだった何よりの証拠。

さくら先生の素晴らしい原作と共に
イメージにぴったりすぎるTARAKOさんの声が
お茶の間を温かい笑いに包んでくれていました。

何があるかわからない世の中で
明日は当たり前に来ないのだと
身に染みた夜。

大好きな人に会って
行きたい場所に行き
後悔のないように
日々を過ごしていかなくてはと
改めて思っています。

TARAKOさん、
今まで本当にお疲れ様でした。
そして温かい気持ちを
沢山ありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

合掌