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フォロワー数100人弱だった私がイベントを成功させるまで Polca開始編


私の中で何かが変わっている、そう感じた。

もう一度3人とフラットな関係で話したい。


作者としての藤村能光さんとの出会い、そして鳥井さん、平山さんとの関係性を知る

8/10に福岡で開催された「未来のチームの作り方新刊イベント」。モデレーターの池松潤氏は、本に書かれていない機微の部分をどれだけ深く切り込めるかと、本搾りを飲み交わしながらグイグイと攻めていった。
作者である藤村氏、そしてWaseiSalonの鳥井弘文氏、平山高敏氏、3人それぞれの考える働き方、チーム、生き方といったところにまで話が広がっていった。

理想を追える場所、良い意味で緊張感を持ち背筋を伸ばす場所がWaseiSalonであること ほれ込んだ相手にお金以上のものを返していったら理想的なビジネスの道が開けたこと 仲間ではなく同志を集めること…

一般的な講演会とは異なり、本質の部分を引き出した池松氏のテクニックにも驚かされたが、お三方がどれだけ仕事に対して真摯に向き合っているか、そして心の内を伝え、そんな同士が増えていくことを望んでいるか、その想いに私の心は撃ち抜かれた。


未来のチームの作り方に魅了され

会が終了しても、家に帰っても、しばらく日が経っても、想いは消えない。
本を読み返し、仕事先でも積極的に意見を言うことが増えた。愚痴や不満は何も生み出さないが、だからこそどうしたらよいかと提案すると時間を取って熱心に話を聞いてもらえる。会話の時に率先して話すことがあまり得意でない私だが、普段から頭の中でぐるぐるしていることをきちんと整理し、言語化できるようになっていくと、想いを目に見える形に変換できる。自分の意見を伝えて職場を改善していくというのはこういうことだったのかと、今更ながらに理解した。代表も私の意見を真剣に受け止め、全てではなくても取り入れられるところから共有していこうと言ってくれた。


それからしばらくして開催された池松潤氏主催のキャンプ飯を食すお疲れ様会に参加し、3人ともう一度お会いして、あの時のようにフラットに話したいと打ち明けた。
ただ、その前にお三方には私のことは分からないだろうと思う。夏にお会いした時の印象はきっと山の空気のように薄かったはず。池松さんに紹介してもらい、まずは自己紹介をしなければいけなかった。

「あの時にイベレポ書いてるから、藤村君はきっと覚えているはずだよ」


あぁ余韻に浸りながらも書いておいてよかった。


せめて飛行機代だけでも

福岡は魅力的な街だと言われている。食も美味しいし、空港と街のアクセスも良い。しかも少し車を走らせたら自然もある。一度来たらもう一度福岡に行きたいと思わせる街であることは確か。住んでいる私もその魅力は十分感じている。ただ、東京から福岡に来ていただくために、まずネックになるのが交通費。一般的にゲストをお招きするとなったらアゴアシマクラが必要なのに、何もなしという訳にはいかない。

飛行機代を集めるにはどうしたら?

まずは飛行機代を工面しなければ。3人分となるとどのくらいだろう。飛行機会社の予約ページから大まかな飛行機代を確認し、愕然とする。9万超え。これは大変なことを言い出してしまった。

大口のスポンサーを見つける?それだとフラットな関係が成り立たない。スポンサーに遠慮して、したい話も出来なくなっては元も子もない。「それならクラウドファンディングで広く浅く協力してもらうのがいい」と声がかかる。
一気に弱気になり、一般人が9万円なんて無理でしょうとつぶやくと、池松さんと会場であるシードビレッジの種村さんから厳しい言葉を浴びせられた。
「なんでそう思うんですか?集まる前提でやらなければ、どんなことだって無理でしょう」
「どうしたら9万円を集められるか、方法をまず考えないと」
そうだ、やる前から逃げ癖をつけてどうする。できない言い訳はいくらでもある。できるようにするためには、自分の頭を振り絞り、汗をかかなくては。自分がやった分だけ反応が返ってくるはず。

そこから、飛行機代支援Polcaを成功させるまでの日々が始まった。クラウドファンディングには大目標があり、それを叶えたいと思う人、そして協力、支援したいと思う人がお金を投じていくシステム。私も以前、大好きな映画監督の作品を支援するためにクラウドファンディングに参加したことがある。ただ、その監督は既に何本もの映画を世に送り出した著名人、彼の映画をより多くの方に観てもらいたいという思いを込めて支援した。要するに有名人で実績のある方なのだ。私はフォロワー数も少ない。note、Twitterどちらも100人ずつくらいのものだ。しかもアイコンはニホンカモシカ、よく言う動物アイコンで実際の顔も名前も知られていない。存在を知られたくないのだから、目立たないことを望んでいた。今まではそれでよかった。ただ、自分でイベントを開催するとなった今、一体どうしたらよいのか。

いたずらに日だけが過ぎていく。不安が大きくなり、ため息をつく回数が増える。

そこで、もう今となってはnote界でこの人を知らなければモグリなんじゃないかとまで言われるパワフルおじさんから温かい助言を頂く。

もうやるしかないでしょう。自分を鼓舞し、分からないことは素直に聞こう、教えてもらいながら初めてのPolcaとイベントを作り上げようと決めた。


まずは前回の新刊発売記念イベントに来られた方、note、Twitterで知り合いの方、応援してもらえそうな方に片っ端からお願いしてみよう。福岡のnoterはもちろんのこと、またお三方に会えるのならぜひ参加したいと言ってくれた方、note酒場でお会いし、興味を持ってくださった方にもRTをお願いする。
人にお願いごとをするのが大の苦手だけれど、私一人の力ではどうすることもできない。何よりも大事な時間を割いてもらうお三方のためにも失敗するわけにはいかない。

お三方の都合がつく日程を提示してもらい、飛行機代支援Polca決行のnoteを確認してもらう運びとなった。その際に、鳥井さんから言われた言葉、これが私の心にさらに火をつけた。
「もし目標金額に達しなければ中止という総意で」
この時の私は、どうやら肚が決まっていたらしい。誰にも相談もせず、「必ず集めます。だから飛行機の手配をして待っていてください」と啖呵を切ったのだった。

きっと飛行機代を集めて、福岡で必ず開催する、その想いを胸にやれる限りのことをやりつくすんだと覚悟を決めた瞬間だった。

藤村さんからはこんなうれしい言葉をかけていただけた。今読み返しても涙が出てくる…


そのくせに、初めてイベントを開催する私にとって告知noteの内容に不安があり、分からないから教えてくださいと聞いてしまった。藤村さんに内容を添削をしていただくという何とも図々しいことをしてしまった。ゲストになんてことをさせてしまったのか、あの時は必死過ぎて、自分の立ち位置がよく分かっていなかった。藤村さん、その節は大変なご無礼、申し訳ありませんでした…

そのnoteがこちら


9万円以上かかる飛行機代だったが、Polcaの目標設定は6万円にしていた。なぜなら元々一口当たりの金額が2000円と高額であるのに、達成率が低ければ目を留めてもらえない不安の方が大きかった。それならば、まずは6万円を目標にし、イベント参加費から残りの分を当てることにしよう。そして次の目標を最終的な金額9万2千円にしようと考えた。

Polca開始の日程と告知noteを協力していただけそうなTwitterで拡散した。出足はすこぶる好調で、是非参加したいと言われた方が次々と支援してくださったため、不安は多少改善された。

しかし、その方たちの支援がひと段落すると動きが止まってしまった。当然だ、一回りしてしまったのだから。


私もしつこいほどにRTし、もう飽きられているのではないかと不安の影が心をよぎる。

それでも、タイムラインは流れ続けているので、私が一度や二度tweetしたところで、さほどインパクトには残らないらしい。むしろ、もっと情報を出し続けなければ、見てもらえない人の方が多いのだと池松さんからのアドバイスを受けて知ることとなった。この時、初めてフォロワー数が少ないのは情報拡散にとって圧倒的に不利であり、よりフォロワー数の多い、影響力のある多くの方にRTしてもらい、普段目に届かない方にも見てもらえるようにする必要があるという事実を思い知らされたのだった。

Polca目標達成編に続く。

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