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人は水分

よく漢方の先生に言われる言葉。

人は水分のバランスで成り立っている。

水分を上手に排出できなければ、頭痛やむくみの原因になる。

逆に足りなければ、脱水症状を引き起こす。

水分を取っているだけでこのバランスが保たれるわけではなく、意識していても足りない場合もあり、食事からもとっていかなければいけない。

気圧の低い時には体にため込んでしまい、もちろん梅雨時のような湿気の多い時期も排出できなくなる。

私の場合、五苓散という漢方で水のバランスを保っているが、不思議なことに薬を飲むことにより、体の不調や微妙な変化にも気づくことができるようになってきた。

とは言え、薬を飲み始めてからかれこれ5、6年経過しているのだから、その変化が分かるようになったと言っても遅いのかもしれない。


人間の体は畑と同じ、水分が多すぎると根腐れしてしまい、少なすぎるとからからに乾いてしまう。

手を掛けずにタフな農法で育つ作物もあれば、自然に任せているだけではだめになってしまう畑もある。

私の体は、少し手間をかけてやらないといけないデリケートな作物のようだ。


体が重く、頭痛の前兆が起きている時、普段と同じように水分を取っているにもかかわらず、尿の出が悪い時、妙に口の中が乾く時など、早めに五苓散を飲むことによって寝込むほどの重症にならずに済む。

これだけでも少しは生活の質を向上させることができる。

自分の体でありながら、なかなか操縦しきれていない暴れ馬のような感じでこの年まで生きてきた。

先生と漢方に出会って、生きる上でのコツを知ることができた。


先生からすると、

あの夏、熱中症になっても生き延びたあなたは人としてエリートよ。

よくこの体力で、これだけ脚に筋肉がついているものね。何にもなくても不思議じゃないのに。


何も知らない人からすると、いったい何を言っているんだと思われるような不思議な言い回しで私のことを褒めてくれる。

いくら検査をしても病名がつかず体調がすぐれずにいる方や、生きにくさを抱え苦しんでいる人に、ヒントを伝えられたらと思っている。



これはあくまでも私の体験談で、毎回私の体調に合わせて細かく診察してくれる先生のアドバイスや格言をもとに書いています。

ただし、体の状態によって選ぶ薬がかなり異なるため、素人判断で薬を選ぶのは危険。必ず漢方標榜の医師や薬局に相談することをお勧めします。



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