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ファーストピン、note福岡meetupが福岡のトレンドになったあの日

  

6月28日「二人の写真をTwitterにあげてほしい」と写真撮影から始まったこの会。

参加した人のためだけではなく、今日この場に参加できなかった人にも情報やこの場の雰囲気を提供してほしい、そんな思いから始まった。

1週間前に急遽決まったこのトークイベント、コミュニティ・マーケティングの著者、小島英揮さん来福により、お話が直接聞ける絶好の機会。


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コミュニティ・マーケティングに向かい合う

コミュニティ・マーケティングって私とは縁のない世界の話じゃないのと思っていたものの、池松さんから流れてくるツイートには興味をそそる文言が。

マーケティングというのはセルフブランディングにもつながっていく。それならば限られた人だけでなく、全く知識のない私でも参加していいかも、と背中を押された。

noteを書くことを約束し、参加した私は最前列で必死になってメモを取り続けた。

私でも理解できるのか、不安に感じながらもインクがなくなるまでペンを走らせた。

コミュニティ・マーケティング初心者の目から見たレポート、なかなかまとめきれなかったがTLや私のメモで心を奪われた点を書き出した。

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3派に分かれたイベント参加者

note
CMCmeetup
twitter

当日の来場者は大きく分けて3派に分かれる。

note派はどんなことを書いたらいいのか、どうしたら読んでもらえるのか、つながりが欲しい、癒しを求める。

CMCmeetup派は結構ゴリゴリでプロジェクトや仕事に生かせるものを求めている。

そしてTLから流れてきた情報を目ざとくキャッチしたtwitter派。

この趣の違う参加者が同じ目的を持って集まったイベントで、どんなことが生み出されるのだろうか。

ほろ酔い気分で本音を探る

アルコールはさらに和やかな雰囲気を醸し出す。ちょっと聞きにくいことも、お酒の力があれば口がなめらかになるようだ。

池松さんはまるで田原総一朗のように、小原さんに質問を繰り出す。


コミュニティの概念

コミュニティとはもともと地域社会といった意味合いで、共同生活を営む上で大切なつながりを表す。

今は

地域軸→関心軸の時代

に移り、SNSの台頭により、同じ趣味を持っている人をいとも容易に探し出すことが出来るようになった。さらにリアルの場で出会う前から、どんな人であるかイメージすることが出来る。そして周りにも似た思考、趣味の人が集まっていることが分かる。

では、その中で目に見えない価値を、どれだけ意味のある時間として共有できるか、その点にフォーカスする。


コミュニティ・マーケティングとは

コミュニティ・マーケティングとは螺旋階段のようなもの。

まずはその商品やサービスに対してファンがいることが大前提。そのファンは自分の使用感やそれに対する愛情を既に持っている。エビデンスを持った人が自分から進んで満足度を宣伝・広報している。決して誰かにお願いされてやっているわけではなく、自発的によい物を世に伝えたい、共有したいという素直な思いから行っている行為こそが意味を持ち、よい影響力を及ぼす。

一部崇められているようなインフルエンサーと呼ばれる人たちがモノを勧めて、踊らされるように購入、使用するのとは意味が違う。

たとえ有名であろうとなかろうと、コアなファンによる愛情、熱量を持ったアピールというのは何物にも代えがたいインパクトと興味を与える。

まずはオフラインのコミュニティが発火点になったとしても、燃焼し続けるためにはオンライン、ITマーケティングツールやSNSがエンジンやガソリンの役割を果たす。

オフライン→オンライン→オフライン→オンライン

表と裏だけではなく、螺旋階段のようにくるくると回り続けていくと、いつの間にか口コミが広がり、より影響力を持つようになる。

そして、その発火点になるコミュニティに必要なものは

価値観、熱量、バイブスが同じ 

であること。

これがあってこそ、灯をともし続けるのだ。そして、バイブスはこの日のキーワードにもなった。

お客様が動くレバーはどこにある?

正論をぶつけたところで相手の心を打つかというと、そうではない。

例えば相手が社内で褒められるのはどんなことか、相手が認められるためには、何をしたらいいかを見つけ出す

共通合意を目指す、一緒に汗をかいて同じ山に登ろう という心を持ち、支え、貢献しながら言葉を選んで伝える。


3点話法が大事


・相手に対し、同意を提供できる人になる

・相手が行動に移したくなる伝え方を考える

・上司や仲間に分かってもらえたら、あなたも助かるよね

この3点が大事で、誠意を持って伝える。


有名・無名問題

結局は有名な人、フォロワー数の多い人、インフルエンサー的な人でなければ目に留めてもらうことすら難しいのでは?

これはどんな場所であっても付きまとう問題でもある。

確かに有名な人であれば次は何をするか、一挙手一投足に視線が集まるが、それと同時に炎上しやすいのも事実。目に留まった分だけ、何かと文句をつけたい人の餌食になることもある。

ただ、

#〇〇な人

といった自分だけのハッシュタグをつけられているかが大事で、1万の引き出しを持った人よりも特化した何かを求められるが今の時代。

〇〇な人ということ ハッシュタグを何にするかという問題。自分を明確に表すことが出来る人は強い。

正しく発信する→見つけてもらえる、埋もれていては存在しないのと一緒

有名・無名と嘆くよりも、興味関心軸で知識スキルを的確に#(ハッシュタグ)で発信する。自分の思考や判断の軸はあるか、スキ・キライがはっきりしているか。

Twitterは文字数の制限があるため、言葉足らずになりやすく、炎上を招きやすい。

他愛のないことや事実のみを伝えると、炎上し得ない。また未来についての話も炎上しにくく、応援の場になる。

よって、自分の主義・主張に関してはnoteやブログを使用する。

そして有名な人に絡みたいだけの

デジタル当たり屋

の被害を減らし、食い止めるためにもリアルでしないことはSNSでもしない、言わないを心がける。

内輪だけに伝えたいものに関しては#日記、備忘録、友よ など工夫が必要で、それ以上踏み込めない前提をハッシュタグで表すことも大事。

問題の因数分解をする手助け

誰に伝えたら通るのか、どこが、何が問題か、それが分かっていないと乗り越えることのできない壁がある。

例えば

サプリを飲めば誰でも痩せる?→NO→本当に痩せたければ食べる量減らす、運動する→分かっていてもできないから出来そうなサプリに頼っているだけ

それなら

怖くて行けない、どうしたらいいか悩んでいる人に対し、説明の時にコミュニティ・マーケティングという言葉を使わなくていい、相手が飲み込める言葉に言い換える。誰が話す相手であるか理解し、伝えたい相手に内容が伝わってなんぼの世界なのだ。

営業の場合は1対1で目の前の人に売る、売りたい人が明確であるが、それだとスケールしない。

スケールさせる、スケールを求めることがマーケティングとも言える。

それなら、インフルエンサーが勧めたから、崇拝している人がお勧めしているからとファン心理で買うのでは、長続きはしない。

有名な人だからいいの?言っていることが正しいの?

そうではない。

関心軸に有名無名は関係ない。

この主張に賛同できる、主張が伝わる手法を見極める、伝える相手、伝えたいメッセージを明確にして発信する。

恋愛と同じで、誰でも成功するマニュアル、HOWTO本、昔のホットドッグプレスではない。

書いてある通りにしたからと言って本当に成功したか?と考えると、相手によってアプローチ法は違うはず。誰にでも人気のスポットにデートしたからといって心を打つわけではない。

ピンポイントでその人の心を動かすアプローチを考える。それが大事である。


最後に

言わんとしている内容が相手の心を動かす言葉に翻訳され、それを聞いた人が咀嚼し、言葉をしっかりとかみしめながら肚落ちする。

相手の行動が変化したら、それは思いが相手に伝わった時。

何事も正論だけでは伝わらない、相手の心に入り込んだ時、初めてそれは伝わる。


***

この場の盛り上がりを伝えたいと思ったからこそ、皆、心に響いた言葉をツイートした。

#ファーストピン 、#note福岡meetup  が福岡のトレンドになった。

局所的に集まった思いが福岡を動かした日でもある。その大きさが、影響力が今回のテーマにしっかりとリンクしている。

熱量の高さ、同じバイブスの参加者、そして参加できなかったけれど話を聞きたかったという人たちの心を一つにした日

これこそがコミュニティ・マーケティングの醍醐味なんだと、初めて参加したその日に圧倒、そして魅了された。

誰の心にも存在するマーケティング、私という存在を伝える、同じバイブスを持った仲間を見つける、また新たな目標が見つかった。

















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