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生きたお金の使い方【お金について考える】

書くンジャーズ日曜日担当のふむふむです。


今週のテーマは【お金について考える】


お金に汚いと言えば

お金がらみのニュースといえば、カルロス・ゴーン氏の一件を思い浮かべる。あれ程までの報酬を得ていながら、自分のお金は使いたくないという強欲さ。お城のような豪華な家に暮らしても、客船で旅行をしても自分のお金でないのなら幸せを感じられず、お金に汚い印象を受ける。


稼いだお金を大事にしたい

私の場合、負け惜しみでもなんでもなく、自分の稼いだお金でなければ素直に楽しめない。

しかも独身時代と違って稼いだお金を自分のためだけに使えるわけではない。

それだけに、自分のために使うお金は吟味したいところ。

毎月必ずかかってしまう病院、薬代、交通費などどうしても削れないもの以外は、なるべくであれば額面以上の価値を得られるものに使いたいと思っている。

本やトークイベント、研修、映画、ライブ、お茶、洋服、美容院・・・

こうやって挙げていくと、ほとんどが「モノより思い出」感が強い。知識の向上、心を豊かにするもの、幸せな気分を味わえるものが私の生活にとって重きを置いているもの、潤いを与えるもののようだ。

というわけで、映画はレディースデーやファーストデー、モーニングショーなどを利用し、少しでも観たいものを多く観られるように努力を惜しまない。

洋服はアトリエセールやファミリーセール、リサイクルショップなどを利用することも多い。

体力のない私が稼げる金額というのは知れている。そのためにも同じ額をそれ以上の価値に引き換えられるように努力すると、暮らしはさらに豊かな色を持つ。


お金自身に働いてもらう


私が株に興味を持ったのは自宅療養中のこと。働けないけれど映画を観たい。私が観たい映画は都会の単館上映で、田舎では観られないものばかりだった。

働いていないのに映画を観るためだけに何倍もの交通費をかけて出かけるなんてとんでもない

そんなもやもやした思いを吹き飛ばしたのが、映画会社の株主優待の記事であった。当時かなり価格が下落していた株は私のわずかな貯金でも購入できそうだった。それからしばらく新聞の株価欄やテレ東の経済ニュース、雑誌から知識を得、証券会社に出向き口座を開設することにした。

これがあれば年に6回は確実タダで映画を観ることができる、誰にも遠慮なく好きな映画に没頭できるとその時は必死だったのだ。

経済について興味のなかった私が、映画を観たい一心で学ぶきっかけを持った。

こまめに動かしているわけではなく、長期保有がほとんど。株主優待でその会社のオリジナルグッズや優待が届くとそれだけでも得した気分になり、会社の動向を身近に感じることができる。配当も地味に積み上がっているので、普通預金や定期預金よりも増えているのは確実。何よりも自分が方針に賛同できる会社を応援できる意味でも、社会参加につながっているのがうれしい。自分にできない働きをお金が代わってしてくれている。今後も続けていく予定だ。

お金がより価値を持つ時

社会参加、貢献という意味ではこちらもお金の使い方として私の中で大切な意味を持つ。

例えば、大好きな映画監督が新作支援のためのクラウドファンディングを始めたら、少ない金額であっても私は参加する。小さなお金が寄り集まると、目標を達成し想いを形にすることができる。広告宣伝の規模を広げ、公開劇場を増やすことも現実味が生まれるかもしれない。

また寄付や義援金についても同じことが言える。一人が大きなお金を出すよりも、多くの人が少ないお金でも継続して行うことが出来たら、より長期的な支援につながる。そして思いを寄せることができる。

ちっぽけなものでもたくさん集まれば心も一緒に届けられる。

同じお金でも、そこに人の想いという価値が加わると力強さや勇気につながる。

これが私のお金の使い方

ここまで書いてきて気づいたのは、たくさんのお金に囲まれていたいというのではなく、大事なものに囲まれていたいからこそ価値あるお金の使い方をしたいという私自身の物差しだった。

お金だけがあっても幸せになれない、少ない金額でも継続して貢献、支援に使いたい、そんな思いを再確認した。



 

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