#Cyclede10ans 大阪1日目(ライブレポ)
「涙の貯蔵は充分だろうか……」
大阪のライブ会場といえばココとまで言われるほどの場所であり、自分もココに大変お世話になっている。
10年ほど前に、よさこいのイベント運営で支えたり、そこで観たよさこいの魅力にハマり、チームに所属して踊り子として会場の真ん中で踊ったり。
それだけではなく、はじめてAimerが大阪城ホールで歌うことになった。
「FM802リクエステージ2018」
まさか、当選するとは思わなかったFM802のイベント。舞台裏バック席2列目というものだった。
タクシーでライブに使用する靴を忘れて、京阪モールで靴を買うというくだり……。
そして、そのタクシーは滋賀県まで行っていたというMCでの言葉。
振り返るだけで色んなものが込み上げてくるのであった。
「久しぶりの大阪城ホールやな……」お目当てのグッズを購入するべく、グッズ販売の列に並んでいた。1時間前にも関わらず、ホールの前の川の辺りまで列ができていたのだ。余裕持ってなおかつ早めに向かったはずだったのだが、上には上がいたのだった。焦る気持ちを抑えながら、ホールの前のグッズの見本を改めて見たのだった。
パスケースと公式パンフレット。会場前のカフェにてパンフレットを見ながら、「#Cyclede10ans」に合わせた衣装での写真がまとめられていた。顔が見えそうで見えない。このミステリアスな印象がより一層、魅力的に映る。
会場30分前に友人と合流。
フランス語で10年のサイクルという意味になるため、代表的な曲が数多く披露されるだろうと思いながら、ローチケにて指定された座席を確認しながら、アリーナ席へと向かった。
悲しみはオーロラに
会場が暗くなり、バックにオーロラが現れる。デビューシングルである「六等星の夜」に入っていて、眠れられない夜にそっと寄り添いたくなる楽曲。初期の楽曲は深夜に流したくなるようなものが数多くあって、自分もまたこの曲を流していた記憶があった。懐かしい気持ちになりながら、舞台に立つアーティストの姿を見ていた。
あなたに出会わなければ〜夏雪冬花〜
イントロが流れる。「懐かしいな……」と思い初期のアルバム曲でAimerといえばバラードだなと思いながら、繰り返し聴いていたことを思い出す。「あなた」という言葉が印象的で、この「あなた」は誰を指すんだろう。と答えなんかわからないのにずっと考えていた。
RE:I AM
「ここでRE:I AMか……!」今年の2月、神戸国際会館こくさいホールのライブにてアンコールで歌っていた。ちょっとしたトラブルがあったのだけど、誠実な対応をしたAimerの姿が素敵で、より一層応援したくなったのだった。こちらの楽曲は、「ガンダムUC」のとある1話だけ流れるもので自分は、この楽曲を聴きたいがため、Netflixに契約をして一気見したのであった。
LAST STARDUST
イントロが流れた瞬間だった。目頭が熱くなる。大好きなアニメである「fate/stay night UBW」の挿入曲。主人公が正義の味方に憧れ、その理想を叶えるために戦うシーンがあった。その際に流れるのだが、頭の中でそのシーンが浮かんだのと、2ヶ月ほど前に Netflixで改めて観ていたため、涙がこぼれそうになる。間奏にて、
しっかりとBrave Shineとが”つがい”であることがわかる。
Stars in the rain
「久しぶりの曲を歌います……」イントロが流れ出す。自分も一瞬、戸惑ったのだがこの曲はONE OK ROCKのTakaが提供したのを思い出した。何気ないと思いきや、サビの部分でグッと響くものがあった。Aimerの声に惚れて様々な有名アーティストが楽曲提供した「daydream」のアルバムのひとつ。一度、Takaのインスタライブにて「カタオモイ」をカバーして歌っていたインスタライブがあった。
Hz(ヘルツ)
ここで一気にアップテンポになる。舞台のスクリーンに周波数を表す映像が、スクリーンに映る。作詞、作曲がスキマスイッチであり、会場が一気に盛り上がる。コロナになる前のライブでは、間奏の部分で、「皆さん!もっと、もっと大きな声で!」と煽るシーンがあったのだが、今回は手拍子であった。コロナが落ち着いたら、会場の人たちと一緒に「yes! yes! yes!」と声を出して盛り上がりたい……!
Ref:rain
Hzを歌い切った後、白の衣装から黒の衣装にチェンジをする。Aimerのバンドメンバーのセッションは、めっちゃカッコ良くギターやベースを触ったことのない自分でも「あんなに弾けたら面白いやろな〜」と思いながら、観ていた。バンドセッションが終わり、舞台が暗くなる。
スクリーンには、雨を表現するような映像が流れていた。この曲はアニメ「恋は雨上がりのように」のエンディング曲で、歌詞もまた原作をイメージさせてくれるのだった。
主人公のあきらが最寄りのバス停からアルバイト先に向かうシーンが頭に浮かぶのであった。
Black Bird
黒い衣装のような少しダークなイントロが流れ出した。映画「累」の主題歌で、暗がりの舞台からサビに入るところまで何かが近づいてくるような感覚になり、サビで一気に舞台が明るくなる演出が印象的だった。歌っている姿と声に圧倒されていた。
I beg you
「ここからもっと深く潜ります」とAimerが言う。
劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』の主題歌だ。ヒロインが物語が進むにつれてどんどん堕ちていく心情がリンクした歌詞であり、実際に自分も映画館に足を運んでいたこともあって、イメージしたのはそのヒロインだった。愛憎が入り混じった歪んだ感情があるのだが、結局は自分を愛して欲しいという願いだったのかもしれない。
オアイコ
ここでゼロになるようにリリースされたばかりの新曲が入る。オアイコだ。MVが公開されたときリアルタイムでYoutubeを観ていた。男女6人の青春ストーリーなもので、彼らを見守る女性がいた。1度観ただけではわからなかったが、Aimer本人が管理人的ポジションで出演していた。
そして、ライブでは手拍子でアーティストを支えていたのが印象的だった。
カタオモイ
Aimerと言ったらこれ!という代表曲である。6年も前の楽曲なのだが、音楽番組では必ずと言っていいほど歌っており、現在は残響散歌が代表曲になっているけど、ストレートに愛を伝える歌詞と、冒頭のテンポが一気に引き込まれる。そして、CDTVの主題歌としても採用されている。
Ivy Ivy Ivy(新曲)
アップチューンのラブソング。クラップハンドとサビのところで舞台に向かって手を振り続けた。新しい感じのAimerのラブソングでまだリリースはされていないけど、リリースされたらプレイリストにまとめて当日のライブを脳内で振り返りたい……!!
残響散歌
今年、Spotifyで一番聴いてる楽曲。バックスクリーンにド派手な花火の映像が流れる。鬼滅の刃〜遊郭編〜が、歌詞に込められていて。
逃げ出すためにここまで来たんじゃないだろ?(竈門炭治郎)
曖昧すぎる正解も譜面にして(宇髄天元)
何回も聴きたくなるほど中毒性(妓夫太郎、堕姫)
ぶわっといろんな解釈が思い浮かんだ。3分ちょっとの楽曲なのだけど、短いながらも鬼滅の刃という圧倒的コンテンツをより広く、そして背中を押すような感じに見えた。
SPARK-AGAIN
ノンストップで熱量をつなげる。燃え盛る炎がスクリーンに映った。ここからのセトリが今でも覚えていて一気に畳み掛ける。
ONE
SPARK-AGAINで広がった熱量が一つに集まるように感じた。イントロが始まると、ボンッ!と銀テープキャノン砲が飛び出し、ヒラヒラと銀テープが舞う。「ONE」のときにこのような演出をするようになったのは、2年前の「あかとあお」のツアーのときだったと思う。東京公演でツアーファイナル、何かあるんやないだろうか?と思った瞬間、銀テープが舞った……!!あれから2年以上の月日が経っていた。
蝶々結び
はじめてAimerが地上波で音楽番組で歌ったのがこの「蝶々結び。」
MステにAimerが出演するということで、ついに顔出しをするのかということに驚いたのを覚えている。アンコール前の最後ということで定番であるこの曲で幕を閉じるのだった。
キズナ
「え、キズナ……!!」まさかの展開で驚いたのだが、イントロが流れて一気に感情が昂るのだった。デビュー前の楽曲で「agehasprings feat.Aimer」という表記のときだった。古い楽曲なのでもうライブで聴くことはできないだろうなって思ったのだが、イントロが流れてサビに入るまで涙が溢れそうになる。隣に友人がいたので、必死に涙を堪えたのだが、涙を拭うところは見られていたかもしれない。まだYoutubeにて観れると思うのだけど、コミックゼノンで調べてみると楽曲のテーマに合ったキズナが観れるので、ぜひとも観てほしい。
六等星の夜
見つけてくれてありがとう、気づいてくれてありがとう。デビューシングルであり、深夜に聴きたくなる定番曲。六等星は肉眼では見えるか見えないかというほどの星で、そのことを音楽に乗せて表現している。
あっという間の2時間だった。1日目にして感情を一気に持ってかれそうになった。友人もまたはじめてAimerのLIVEに参加をしたということで、喜んでいたと思う。
そして、大阪城公園駅の改札口にて自分はとある行動に出ることになる……(続く)
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