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【今月のおやつ】"UCHU wagashi" 誰にだって、新しい一歩は踏み出せるんだ。

私のおばあちゃんはお茶の先生でした。小学生の頃、お茶の教室がある日には、私たち(孫)のためにもお茶菓子を用意してくれていたものです。

お茶菓子は季節感があって、華やかで、甘く幸せにしてくれる存在でした。ただ一つ・・・落雁だけはどうしても好きになれなかったんです。

そんな私の中での”落雁”のイメージをガラッと変えてくれたのがUCHU wagashiさんです。

UCHU wagashiのコンセプトは「人をわくわくさせたり、しあわせにする和菓子」。まさに、はじめてUCHUさんのお菓子と出会ったとき私は「わくわく」と同時に「ときめいた」ことを覚えています。

社長の木本さんは元々、和菓子屋さんを目指していた訳でもなく、グラフィックデザイナーとして東京で活躍されていました。そんな中で、一時的ではなく”100年後も残る何か”を作りたいという想いから、1年間試行錯誤後、京都でUCHU wagashiを立ち上げ、現在のお菓子の形が生まれています。

京都という伝統や文化を重んじる土地で、新しい挑戦をすることは勇気がいります。和菓子は季節感を大切にすることが基本ですが、UCHUさんの落雁は、よく見る落雁の形とは少し異なります。自分自身で、今の季節感を表現できるようなデザインになっているのです。それは、茶道にも通ずる「おもてなし」の精神からの着想だとお聞きしました。これまでの文化や伝統を全く無視するのではなく、でも、少しはみ出して。今求められているお菓子を作られているUCHUさんのお菓子は、食べると癒やされると共に、私も頑張ろう、新しいことに挑戦してみようと思えるお菓子だと感じました。

みなさんも、お仕事をする中で、これまでの文化や習慣に少ししんどくなることあるかとおもいます。そんなとき、ぜひ、UCHUさんのお菓子を食べてみてください。本当に自分が良いと思うことならば、すこしはみだす勇気をお菓子を通して届けてくれると信じています。


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