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会社員だった私がセラピストになるまで

高校を卒業してすぐに就職。
長く続いて6年。
転職を繰り返し、派遣社員や正社員という働き方を変えてみたり。
業種を変えてみたりしたけどどうしてもモヤモヤする。

事務という仕事は、どの会社でもなんとなくこなせてしまう。経験があるがゆえ、効率よくできてしまい。なぜかいつもできない人の分までやることになる。
でも給料は変わらない(というか低い時さえある)

すぐに人と比べてしまうのは私の悪いクセ。
わかっていても近くにいるとモヤモヤが止まらない。

そんなモヤモヤしている時に見つけたのが、マンションの一室にベッドが一つ置いてあり、アロマの香りが漂う癒しの空間。
とっても穏やかな優しい女性が迎えてくれたアロマサロン。

女性一人で仕事ができるの?!
こんなふうに働けたら毎日が天国だ!

誰と比べることもなく、1対1でお客様を笑顔で迎えて施術をする。
「ありがとう」と直接いってもらえるお仕事。

私もこんなふうに仕事がしたい。
私に夢ができた瞬間でした。

いつか、私もこんなふうにマンションの一室でアロマサロンをする。

その頃の私は、正社員で働いていました。
さあどうする??

まず、サロンを開業するために必要なものは・・・
資金と技術だな。

どちらも私にはありませんでした。
まずは、100万円貯めよう。
そして仕事を辞めて未経験でも雇ってもらえるアロマサロンを探そう。

技術を学びに学校へ行こうなんて思いませんでした。
だってお金がない。

それにアロマサロンは、国家資格も必要なく、ベッド一つとエッセンシャルオイルが用意できればあとは技術を習得するだけ。
だったらサロンで働きながら技術とサロンワークを学べたらいいなと思ったんです。
お給料はもちろん半分くらいになっても学べてお金がもらえるならラッキーと思っていました。

開業資金のための100万円を貯めて会社員を辞めてサロンを探そう。

その日からサロンを探しはじめました。
未経験でもOKなサロンは数多くありました。これならイケるな!

転職活動に慣れていた私にはそれほど大きな壁ではありませんでした。

資金もつくることができ、いよいよ今まで足を踏み入れたことがない美容業界への一歩を踏み出しました。

初めての接客や技術習得にワクワクが止まりません。

でもそのワクワクも長くは続きませんでした。

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