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大学で友だちは出来ましたか?(ニッコリ)

まもなく4月も終わりゴールデンウィークとなりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
この春から大学生になった皆さんに質問があります。

大学で友だちは出来ましたか?(ニッコリ)

この質問ですが、一部の大学生には大変深々と刺さってしまうことを私は知っています。
私もその1人でしたから。
そして、同じ思いの人は少なくないと私は思っています。
では、そんなかつての私と同じ思いを抱く皆様へ向けて、なぜあなたが今の状況に陥っているかを私なりに解説したいと思います。

①なぜか友だちが出来ない

大学生になって新しい友達を作り、楽しいキャンパスライフが待っている。
そう考えていた時期が私にもありました。
私の通っていた大学では、銀杏並木の銀杏の葉が全て落ちるまでに1年生で恋人ができなければ、在学中は恋人が出来ないという言い伝えがありました。
実際は恋人どころか、私は学部4年生になるまで日常会話をするような友だちすら1人も出来ませんでした。
誇張表現ではなく、本当に1人も出来ませんでした。
そして、同じようなことを経験した人は他にもいるのではないかと思っています。
現在進行系で大学1年生の方の中には、「何で友だちが出来ないんだろう」と悩んでいる方がいるかもしれません。
何故そんなことになってしまうのかを、高校生までと大学生以後の違いという視点で見てみましょう。

②大学でぼっちが誕生してしまう経緯

高校生までと大学生以後での決定的な違いは、「コミュニティが閉じているかどうか」です。
高校生までは必ず閉じた小さなコミュニティの中に人は勝手に放り込まれます。
最も分かりやすいのはクラスという小さなコミュニティで、この中に必ず入ることになるんですね。
すると、自分が何もしなくても他の人が勝手に自分に対して「そのコミュニティの中での立ち位置」を作ってくれますし、距離的にも心理的にも近い人が見つかりやすく友だちが出来やすいのです。
しかし、大学ではそんなものはありません。
サークルなどはありますが、自分からそこへ入ろうとしなければ入ることはないでしょう。
そして、クラスという概念もありませんので、大学という巨大なコミュニティの中に1人ポツンと立ち尽くすことになります。
するとどうなるかというと、よほど自分自身が目立つ特徴を持っていない限り、誰も話しかけてくることはありません。
自分から話しかけようにも、その話すきっかけがそもそもほとんどなく途方に暮れることになります。
こうしてぼっちが誕生します。

なんだか悲しくなる話ですが、大学でのぼっち誕生の経緯はほとんどがこんな感じでしょう。
私は1人でいることにあまり抵抗感がなかったので大丈夫でしたが、それが耐えられない人には恐怖かもしれませんね。
そしてこの構図は大学以外でも結構目にすると思いませんか?
SNSでよく見かける「私は◯◯(ゲームの名前)を誰かと一緒にやりたいのに、誰も私に声をかけてくれない」というあれが代表例です。
私からすると、むしろ何で自分に声をかけてくれる人がいると思えるのかが不思議ですが、自己評価が高い人はそうなりやすいのかもしれません。

③解決策を考えよう

さて、こういった問題に直面した時にどうするかです。
というか、これは問題でも何でもなくて当たり前の話なんです。
「欲しい物があるなら自分から手に入れるために動く」というのが、この世の中の基本だからです。
何もしなくても自分に何かを与えてくれるのは、せいぜいが自分の親くらいしかいません。
でも残念ながら、高校を卒業するまでそのことを誰も教えてくれません。悲しいね。
友だちが欲しいなら自分から友だちを作るべく声をかけるしかありません。
恋人が欲しいなら自分から恋人を作るべく声をかけるしかないのです。
そうしなければ死ぬまで誰も友だちになってくれませんし、恋人も出来ません。私が現在進行系で立証しています。
人によっては恐怖を感じてしまうかもしれませんが、事実なのでしょうがありません。

「自分から声をかける」
解決策は単純明快でこれしかありません。
いくら話しかけるきっかけが無いと言っても、講義を受ければ他の人が必ずいるはずですからチャンスは多数あるはずです。
興味があるサークルに入って小さなコミュニティの一員になるのも手です。
ですが、よく考えてください。

そもそも、なんで友だちが欲しいんですか?

友だちがいなくても大学は卒業できますし就職もできます。
生きていく上で友だちが必須になる状況は、少なくとも今の私にはありません。
社会的動物であるという人間の特徴を否定してしまうようですが、実際に必要ないんだからそうとしか言えません。
ですが、あなたは何らかの理由で友だちが欲しいと思っているのだと思います。
そうであるならば、その理由を満たすことが出来る人がいる場所に自分の足で向かうのが良いでしょう。
闇雲に友だちを作ろうとするのではなく、自分が友だちになりたいと思う人に自分から声をかける方が有意義かと思います。

そして、自分から動くというのは友だち作りに限った話ではありません。
あなたが何かを欲したとしても、そのために自ら動かなければ社会や周囲の人たちはあなたに何もしてくれません。
「給料がもっと欲しい」と思うなら、そのために行動しなければ絶対に給料が増えることはないということです。
昇進するために成果を上げる、管理職になるための勉強をする、資格を取る、転職をする、など方法自体は多数ありますが行動に移せる人は案外少なかったりします。
大学での友だち作りというのは、自分から何かを手に入れようと動くための練習だと思ってみるといいかもしれませんね。
まあ、私は友だちがいないので全く説得力がありませんが……

それでは今回のコラムは以上です。
ご覧いただきありがとうございました。

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