見出し画像

人が動けば儚さは夢となる(2024年2月4日の日記)

会社を辞めてから3年が経過し、現在はアルバイト生活を満喫しているところなのですが、最近気になったことがあります。
今日はそのことを少し書いてみようと思います。

先日、アルバイト先の社員の方に、「この職場、色々と問題点もあるから、そういうのを改善してくれると助かるよ」ということを言われました。
社員さんがまだ入って1ヶ月ほどのアルバイトに頼むようなことではないのでさすがに冗談だったのだとは思いますが、そこで常日頃思っていたことが頭によぎりました。

それは、「自分で気がついていることを口に出す人はいても、行動する人はほとんどいない」ということです。

先の社員さんの発言で言えば、自分自身で職場の問題点があることに気がついていながら、その改善のアクションはしていないということですね。
本気で言っていたとしたら、という仮定の話ではありますが、業務改善が大変だというのは、私も前職で経験しておりよく分かります。日々の業務に追われてそんな時間がないというのもその通りでしょう。
ですが、それは自分がなすべきことを他人に丸投げしてよい理由にはなりません。

約20年前、私が新入社員だった頃に最初に教えられたことは、「目の前のことを他人事だと考えるな。全て自分のことだと考えて行動しろ」というものでした。
つまり、「どうせ誰かがやってくれるだろうから自分は何もしなくてよいだろう」という考えは捨てろということですね。

耳の痛い方もいるかもしれませんが、「代わりにやってくれる誰か」に自分がなりたくないのが人間の本質により近いはずです。面倒ごとは避けたいですからね。
ただ、それは組織で人の上に立つ者の考え方ではありません。
上に立つ人間がそのように考えてしまったら、やるべきことをやらなくなった組織はあっという間に崩壊するでしょう。

とはいえ、組織のことであれば誰かが代わりにやってくれることは実際問題としては多く、あまり問題になったりすることはありません(代わりにやってくれる人がいない組織は無くなってしまい、視認できないだけかもしれませんが)。
その「誰か」が消耗し続けるのでそれはそれでどうかと思いますが、今回はそこに焦点を当てるのではなく、別の部分に焦点を当ててみます。
すなわち、これが「組織」ではなく「個人」の話だったらどうなるかです。

個人の話の場合、当然ですが自分の代わりに誰かがやってくれるはずがありません。
そのため、「自分の夢や目標を叶える」というようなやりたいこと、やるべきことがあるなら、口に出すだけではなく自ら行動しなければなりません。
「仕事が忙しくてそんな時間はない」というのも分かるのですが、やらない理由なんて探せばいくらでも見つかります。
それらのやらない理由を自分の意志でねじ伏せ、「うるせえ、やるんだ!(ドン!)」と考え行動しなければ夢は儚く消えゆくだけでしょう。
残念ながら、誰かが自分のためにレールを敷いてくれるのは子供や学生の間だけなのです。そこから先は自分の脚で歩かなければなりません。

人間は基本的に嘘つきです。これは私を含め、全ての人間がそうです。
意識するしないに関わらず、人間は口からいくらでも嘘を言えます。
しかし、行動はそうはいきません。少なくとも、口だけでなく行動まで嘘をつき続けられる人に私はこれまで出会ったことがありません。
だからこそ、人は行動することで初めてそれを本当のことにすることが出来るのです。

私は行動しない人の言うことを信じていません。
最初のバイト先の例で言えば、職場に問題点があると言いながら何も行動していない人の言うことも当然信用していません。だからこそ冗談だと受け取っています。
そしてこれは私自身に跳ね返ってくることでもあります。

私も平気で嘘をつきます。
やると言っていたことをやらないなんてことは日常茶飯事です。
だからこそ、私は口に出したことは可能な限り行動に移すように努めています。
そして、これをご覧になっている皆さんもご自身が行動することを躊躇わないでほしいと思います。
「人の夢と書いて儚い」とよく言われますが、人が動けば再び夢に戻るのですから。

乱文長文失礼いたしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?