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16 滝行報告 その3

いよいよ滝行をする「清滝」に到着。

持ち物は
バスタオル。
水着。
サンダル。
レンタルの白装束。
防寒着。

そしてまた上る。


さっきの神社と違って
階段の一段の高さが高い。
足を持ち上げ
膝に手を当てて
「よいしょ」って感じで上っていく。

そして途中から
木で作られた階段に変わり
これがまた先程とうってかわって
一段一段が低い。
ちょこちょこと上る。

神社と違って
ゴールの滝がみえているので
がんばってのぼれた。

コンテナのような更衣室が
2つあって
そこで白装束に着替える。

一気に修行僧気分。

身が引き締まる。ようにも思う。

一通りの説明を聞いて
祝詞をあげてもらい
1人ずつ滝へ。

「誰から行きますか?」
との問に
勇気が挫ける前に
「はい。私いきます」

と、1番に行くことに。



滝に入って行く時
足元には虹ができているのが分かる。
綺麗。

いざ、滝の下まで連れて行ってもらい
一人になる。

白装束のせいで
気が引き締まっているのか
さほど冷たさを感じない。

少し離れた所で
安全に無事滝行が終えられるように
ずっと祝詞を上げ続けてくれている

途中、水量が変わりちょっと焦る。

入る前に
呼吸についてお話していただいていたので
とにかく吐くことに
意識を集中。

吐く。
吐く。
吐く。

少し落ち着いたのも束の間。

合掌していた手の指先か痺れる感覚。
「ん?これやばい?」

と、思いながら
伸ばしていた指先をまげて
手を組んでみる。

少し和らぐ。

「ありがとう、ありがとう…」と
唱えてみる。

そのうち
肩を叩かれて終了の合図。

あー
滝に入れた。
私にもできた。

人間なんてちっぽけだね

さわやかな気持ちで
次の人へバトンタッチ。

そんなに寒くない。
終わったらガタガタ震えて
即、温泉を目指したくなるのかと
思いきや
身体はあったまっている。

私たち一行は
新滝へ向かうことになる。

その4へ続く

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