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なんでみんなそんなに怒る理由があるんだろう

もうそのまんまなんだけど。結構、世の中の人みんな怒ってるよね。始終不機嫌とまではいかなくても、突発的には何かに怒ってる。

こんなふうに書いてる時点で怒る人もいるかもしれないけど。

たまに身近な人から「怒ることないの?」と聞かれるのだけど(いい人アピールではないです)、たしかにそんなに怒ることがない。

ここ最近で猛烈に腹立たしかったこと、怒りが湧いたことを10万字で書いてくださいという依頼があったら真剣に困る。

いや、そりゃ「ぴくっ」となることはありますよ。相変わらず電車から降りようとしてるのに、何のタイムを競ってるのかドアが開いた瞬間に秒で飛び込み乗車してきてぶつかってこられたりとか。

まあでも、それで怒るまではいかない。一瞬「何なんだ」とはなるけど、そういう人がいるのは想定内だし。

じゃあ想定を超えてきたことがあったら怒りが発動するのかと言われると、それもよくわからない。

書いていてますますわからなくなってきた。怒りってなんなんだ。

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よく見聞きするのは「あんなことされて腹が立たないの?」とか「あれは許せない」とか「なんであいつはあんななんだ」とか。だいたい自分以外の他人が絡んでるやつだ。

何かをされた、言われた。あるいは、何かをされなかった、言われなかった。こんなひどいやつがいた。まあ、そういうことは生きてたら避けられない。人生は、だいたい思うようにいかない。

で、怒る人はそういうのが一つひとつ「怒りの理由」になってるらしい。そんなの当たり前じゃん。理由があるから怒るんだよ。理由もなしに怒らないよ。そんなふうにも聞く。

そうか、みんな「怒る理由」があるんだ。そう考えると僕の場合は、たいていのことに対して怒る理由がないのかもしれない。ただの事象として処理しているんだろう。

アドラー的にはしょっちゅう何かに怒ってる人は「怒りたい」ことになる。「怒る」が目的になってるのだ。だから無意識レベルで「怒る理由」を見つけがち。

そこを突き詰めていくと「怒りたいのに怒れない」「怒る理由が見つからない」ことにも怒りが生まれそうだ。大変だな。

べつに、そういう人を否定したいわけでも揶揄したいのでもなく、ごくごく純粋に自分にはないものなのでわからないのだ。

ほんと、なんでみんなそんなに怒る理由があるんだろう。