※興味本位での閲覧を防ぐため、一部有料にしています。
もしこれを読んでいる同業の女性で、誹謗中傷に悩んでおられる方がいらっしゃればX(@Fumika_hypno)のDMまでご連絡ください。少しでもお役に立てることがあれば幸いです。
ちなみにこれを書いている2023年の9月現在で未だ解決しておらず、現在進行中の話です。

・はじめに

この業界の女性にとって、掲示板は大きな敵だと思う。
プラスなことが書いてあればいいけど、大抵が根拠のない噂や悪口。
書き込んでいるのは、ほとんどがお客様ではなく同業者や他店のスタッフだと言われている。
最近では、店側が見るのを禁止するケースもあるという。
知らぬが仏ということもあるし、それはそれで正解かなとも思う。
今回は、そんなパンドラの箱を開けてしまった私のお話。

・きっかけ

あるとき、自分のネット上での知名度が気になり、googleで｢(当時の在籍店＋当時の源氏名)｣を検索してみた。
その結果、とある掲示板に店のスレッドがあり、私のことが書き込まれていたと知った。
そこに書き込まれていたのは、私に対する罵詈雑言だった。
容姿に関するものから、プライベートなことまで。その中には明らかにごく一部の人にしか話していないこともあり、知人が書いたことは間違いないと思われた。
それを見て勿論いい気分ではなかったけど、実害がなければスルーすればいい、そのうち飽きてしなくなるだろうから、放っておけばいいだろうと当時の私は呑気に考えていた。そして見ないという選択肢もあったのに、見た自分にも責任はあると考えていた。実際、指名本数にも大して影響はなかった。
それでも一ヶ月経っても、二ヶ月経っても収まる気配は一向になかった。
流石の私もいい加減頭にきて、開示請求を考え始めた。
それが昨年の秋から冬にかけてのこと。書き込まれてからは来月で一年になる。時の流れの速さに驚くばかりである…
今現在も誹謗中傷は続いておりその粘着ぶりに寒気がしているが、書き込みをきっかけに自分でも気を配るようになった部分もあり、悪いことばかりではないと出来るだけ前向きに捉えるようにしている。

・弁護士探し

書き込んだ人物を特定するためには、掲示板とプロバイダ(以下、ISP)に対し、発信者情報開示請求をしなければならない。自分ですることも可能だそうだが、かなりの手間がかかるので大抵の人は弁護士に依頼する。例に漏れず、私もそうだった。数ヶ所の事務所に相談し、色々な条件を加味してそのうちの一つに決めた。