[雑記]岐路と選択、そして帰路
4月も後半、やっと繁忙期から脱出した。
やることはまだあるのだけど、急がなくても大丈夫。
ただそれだけでどれだけ気持ちが楽か。
銀山温泉以降、休む暇なくせっせと働いていたように思う。
設計コンペがあったり、民泊の納品をやったり、いつもと少し違う仕事も盛りだくさんで、頭も体もたくさん使った。
お仕事のことについてはまた別記事で書きたいと思う。
久々に休みらしい休みを過ごした。
サボっていたボディアーキに行き、カフェでゆるっと仕事をしたら、インテリアショップ見て歩いて、1人カラオケ3時間。
ハロプロからサザンから椎名林檎からYUKIまでカオスに好きな曲を歌い続けた。
(隣の部屋のカップルがYUKIばっかり歌ってたので対抗してたら結構な曲数歌っていた)
そのあと、エブリシング・エブリウェア・オールアットワンスを観に行った。
実は2回目だ。
1回目、前情報ゼロで観に行って、まさかの大号泣をした。
そして、2回目もしっかりと泣いてしまったのだ。
エブエブは賛否両論だが、個人的にはかなりハマってしまった。
お下品なシーンや笑わせにきてるところとか苦手な人は多いかもしれない。
寒いと感じてしまうかも。
でも、それを真面目にやってる感じが私は結構好きだ。
ストーリーは私の苦手なファミリーものではあるのだが、それを差し置いても、良かった。
特に好きなのは、映像と音のシンクロ。
エブリンが闇落ちしそうになって、幾つもの世界のエブリンが重なって切り替わるシーン。
あそこで毎回泣いてしまう。あれは劇場で見るのが良い。
場面の切り替えが多く、揺さぶられてるような感覚になるのも特徴だと思うが、あれは映像体験としてとても好きだ。
これ嫌いな人はめっちゃ嫌いなんだろうな…
お下品なシーンもちょいちょいあるので、勧める人を選ぶ作品ではある。
手がソーセージの世界線は最高に好き。
(好きという人とはとても仲良くなれる気がする)
でも、何に1番心惹かれてるのかというと、選択の上に成り立っている人生が描かれてるところなのかもしれない。
メタバースの世界で、いろんな世界線の、自分が選択してこなかった世界の自分が同時に生きていて、選択を後悔したり、羨ましく思ったり、こんな世界は嫌だと思ったり、でもそれが全部自分であることには変わらなかったり…
あの時、ああしてれば良かったとか、あの時の選択は正解だったのだろうかとか、私は人一倍考えている気がする。
あの時、離婚していなかったら?
子供を作っていたら?
そもそも、結婚していなかったら?
出会っていなかったら?
仕事を辞めていなかったら?
今の家に住んでいなかったら?
ここ5年のことでも、考えたらキリがない。
今の現在の自分の状況に後悔は少ないし、最善の選択をしてきていると思ってはいるが、そうじゃない、別の世界に生きている自分をたまに想像してしまう。
そして、それをなんとなく、主人公のエブリンに重ねてしまうのだ。
最近は特に、人生のビッグな岐路に立たされることが多いのだけど、これが歳をとるということなのかもしれない、と33歳を目前に思った、久々の休日の夜。
明日は選挙ですね。
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