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「Her Own Way しなやかな闘い」

先日、東京都写真美術館で開催中の「Her Own Way しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」を観てきました。

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こちらはポーランドと日本の国交樹立100周年記念展だそう!
ポーランドといえばポーリッシュポタリーと呼ばれる可愛い器がうちにもたくさんあって、手作りのぬくもりある作品にいつも癒されています。

とは言え、ポーランドもナチス・ドイツやソ連の影響下に組み込まれた厳しい歴史をもつ国。
今回の展示は、東西冷戦下で機材や技術へのアクセスが限られた環境下にありながらも映像制作をした1970年代から、現在に至るまでの女性アーティストの作品が並びます。

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上の写真ではないのですが、印象に残ったのはヨアンナ・ライコフスカによる「バシャ」。認知症だった母親に扮して、作者はパジャマ姿で外を徘徊します。その様子を遠くから隠れて撮影した映像と、徘徊する作者が持つバッグに入ったカメラの映像でつくられています。
町の人の見る目や反応は生々しく、彼女の母親の苦労や恐怖を追体験できる作品です。

他にも、アーティストとして自分の声を届けるためにミスコンテストに参加するヤナ・ショスタクなどからも刺激を受けました!
私もこれぐらいのガッツのある人間になりたい・・・!

今回の作品展は、14日 (月)までです。気になる方はお早めに。(とは言え、今週末は台風の被害が心配です。。)

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