楽ちんと手抜きは紙一重! 楽できちんと見えるずるい服を選ぼう

買い物、食事、デートに旅行、そして仕事すら大幅に制限された非日常が、日常になった昨今、選ぶ服も大きく変わりました。

リラクシー、カジュアル、ワンマイルなど言い方は色々ですが、いわゆる楽な服がシェアを占めてきました。ちなみに半年程前に、働く独身女性にアンケートを取った時の服選びの基準は以下の通り。

「家で洗える、楽ちん、自宅勤務にも使える、フラットシューズにも合う、近場で浮かない」など。

今までは「痩せて見える、オンオフ着られる、仕事にもデートにも使える、仕事でもアフター6でも浮かない、派手じゃなく華やか、着回しが効く」などと比べ、大きく変化しています。

こんな風にライフスタイルの変化は服装に直結します。今回はファッションにおける今のキーワード、楽さについて

楽ちんと手抜きの違いって何?

自宅やご近所にいることが多いので、当然すぐ洗濯できる素材、気張らないデザインが好まれます。いわゆる楽なスタイルの出番が増えたということ。この楽ちんとは自分が楽であることです。

さて、楽ちんと一見同義語に聞こえるものに手抜きという言葉がありますが、意味は全然違います。手抜きとは自分に楽をさせることです。

楽ちんは、今の状況や環境、TPOに合わせて自分を心地よくする工夫ができていること。

手抜きは、何の工夫もせず諦めてしまうことなんです。

もちろん手抜きしたっていいんです。でもどうせ毎日着る必要のある洋服なら、気分があがる服を着た方が得した気分になりますよね。そこで、楽ちん服の選び方を、すでに家にありそうなものや、すぐに試せるものだけに絞ってポイント別にしました。


楽選びポイント1.ウエストはオールゴム。

最近、あえてのウエストオールゴムの服が増えました。さっと脱ぎ着できること、細かなサイズ展開を気にせず買えること、自宅勤務などで長時間座るデスクワークでも苦しくなりにくいこと、トップスインもアウトもしやすいことが挙げられます。

ただ、タイトスカートやノンタックのパンツなどの、直線的なデザインのものは、お腹周りが強調されるので要注意。 また太いプリーツやウエストにシャーリングの入ったフレアスカートは、ウエストゴムだと腰回りが太く見えます。

楽選びポイント2.シワになりにくい素材。

シワになりにくいものは綿100%やポリエステル素材、ジャージー素材、スエット素材なんかも入ります。ずっと座っていても気にならない、アイロンやクリーニングを気にしない、家で洗えてすぐ乾くなどのメリットがあります。夏は安価な服ほど麻見えするけどシワになりにくいという素材が多くあるので、ぜひプチプラストアのチェックをして下さい。

楽選びポイント3.シャツワンピース

これは好き嫌いがあるかもですが、今季のプチプラからリアルクローズブランドは軒並み出しているのでチェックしておくのも手。トレンドアイテムは手抜き感を大幅になくします。

選び方は前のボタンが開くタイプの少しゆるめシルエットの長め丈。ただの丈の長いシャツに見えるものではなく、ウエストに少しダーツなどが入っていたり裾が少しフレアなデザインが便利です。目安は1枚でもきちんと着られるもの。前を開ければ羽織ものとして使えるものも沢山出ています。

楽選びポイント4.ロングワンピース

スカート丈の長いワンピは仕事ではNGの人も多いはず。でも自宅勤務や自宅時間が増えたならば、ぜひオススメしたいアイテム。

ノースリーブだってカーデを羽織れば、上半身しか見えないオンライン打ち合わせもオッケー。少しゆるめのシルエットなら足さばきがいいので、近場の買い物やお散歩にもぴったり。脚が見えすぎない丈なら足元を気にせず、かつ決め過ぎた雰囲気も回避できるので今の空気感にフィットします。軽い素材で1日中着ていても肩こり知らずです。苦手な人が少ないワンピ1枚で平日も過ごせる夏はこれこそ楽の極み! 

一見ちゃんと見えるずるい服を選ぼう!

ようするに楽ちんな服とは、見た目はきちんと見えてる風だけど、実は気を使っていないずるい服のことなんです。だらけた気分になりにくいですし、楽なものを選んでいるから、ストレスも減ります。これならハレノヒの服が着られないと悲しむ服好きな人も十分に楽しめます。

ちょっとした工夫をしないで、どうでもいい古い服を着まわしてテンション下がる〜なんて思う着こなしこそ、手抜きと言えるでしょう。

カジュアルな人もコンサバな人も、トレンド大好きな人も、少しだけ目線をずらし、ずるい人になって楽しくラクしましょう♪


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