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けさのわたし、これからのわたし。

もしかしたら花粉症になったのかも、と思いながら今日の出来事を。


【短い原稿】
「小説現代」で連載している隔月書評、来月号分を書き上げた。今回でちょうど10本目だ。最初はつらくてたまらなかった誌面の字数制限(約1000文字)も、ずいぶん慣れてきた。短い原稿をたくさん書いていると、自分の手癖がよくわかる。長い原稿では枝葉に隠れていた「構造」が、その慣れ親しんだ骨格が、レントゲン写真のように丸裸になる。いやなものだなあ、と思う反面、ほんとうの名人たちはこれを「○○節、全開」とよろこばれるところまで磨き上げていくのだろう、とも思う。そして自分にはそこまで磨き上げるだけの芸も根気もないよなあ、と。


【パン】
今朝の通勤途中、空腹に負けてパン屋さんに入った。最近のパン屋さんはどうもお菓子みたいな、砂糖をまぶしたデニッシュ系のパンが多くて困る。おれがほんとうに食べたいのは、焼きそばパンとかカレーパンとかコロッケパンとかの、惣菜パンなのだ。フランス出身の店員さんが接客するおしゃれパン屋さんで、トングをカチカチ鳴らしながらありもしない惣菜パンを探していたぼくは気がついた。おれ、もしかしたら「学食」がほしいのかもしれない。会社の近くにあっていちばんうれしいのは、惣菜パンと日替わり定食、カレーとうどんが揃った、学食なのかもしれない。いいなあ、学食。


【今後の予定】
花粉症対策の鼻炎薬と睡眠不足のダブルパンチで、くらくらのへろへろです。これから決死の覚悟でお昼寝をします。