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わたしのバカボン・引越編

いや、おれってほんとに馬鹿なんですよ。

そんなふうに自己紹介してみたところで、たいていのひとは「またまた〜。なんのご謙遜ですか?」みたいな感じで、まともにとりあってくれない。ぼくがどんなに馬鹿な男であるか、わかってくれない。そこで馬鹿活動の一環として、本日どんな愚行を演じてしまったのか、なるべくコンパクトに説明したい。

まず、関東地方に台風9号が直撃した本日の午前中、わが家は引越の真っ只中にあった。荷造りがぜんぜん終わらず、夜を徹して作業していた朝方にびしょぬれの引っ越し屋さんが到着し、梱包済みダンボールをテトリスのごとくに積み上げつつ運び、あわててそこらへんの雑貨類をテキトーなダンボールにぶっ込んでどうにか梱包が終わったと思ったその瞬間、おそるべき事実に気づいたのです。


「やべえ。家の鍵と財布まで梱包しちまった……」

退去する家の鍵、引越先の部屋の鍵、さらには財布や通帳までダンボールに梱包してしまった。40箱以上はあるだろうダンボールのうちのどれかに。いや、不要品を詰め込んだ処分用のダンボールまでを数えるなら、60箱とか70箱になる。万が一、処分品の箱に鍵や財布を入れていたなら、それらが処分されてしまったらならば、まさにお家の一大事だ。

どうする? あれをぜんぶ開けなおすのか? この暴風雨のなかで?


けっきょく、引越業者さん、セコムさん、マンションの管理人さんなどたくさんの方々に多大なご迷惑をかけながら、どうにか「雑貨」と書かれたダンボールの中から鍵と財布を発見し、無事に引越を終えることができました。

明日からは新居の片づけと、作業場&書庫として借りているワンルームの引越作業が待っています。

今週は忙しいぞー。