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遠くで流れているはずの音楽。

自分はそこには行かないだろうな、と思っていたものの。

触らずしてそれを否定するのもよくないだろうと、音楽ストリーミングサービスの Spotify に登録してみた。ちなみに Apple music はまだ未登録で、たぶん登録することはないだろうと考えている。

自分が好きなミュージシャンの名前を検索して、ちくちくフォローしていく。たいていのアルバムは収録済みで、しかもバージョン違いまでしっかり抑えてあって、それをいくらでも聴くことができる。なるほどたしかに便利なサービスだなあ、と感心する。

まあ、このへんのサービスのびっくり度合いについては、いまさらぼくが語るまでもなく、いろんな場所でいろんな人がいろんな角度から解説されていると思うので、ぜんぜん別のびっくりについて語りたい。

えーっと、誰をフォローしようかなあ。なんて中空を見上げていろいろ思い出そうとするのだけど、寄る年波のせいだろうか、ちっともミュージシャンの名前が浮かんでこないのだ。だって、たとえば上に貼ったスクリーンショットでいうと、「A」からはじまるミュージシャンが5つしか浮かんでいない。いやいや、もっといるだろ、おれ。もっとたくさん好きだっただろ、おまえ。と、あたまをがんがん叩いても、ちっとも浮かんでこないのだ。

レコードで買い漁ったアルバムを CD で買いなおして、それを今度は紛失したり読み込むのが面倒だったりから iTunes で買いなおしたりして、いま。

なんだか学生時代にバイト代のほとんどを CD につぎ込んでいた自分からは考えられないほど、音楽が遠くなっちゃってるなあ。この数年、通勤時に音楽聴くのをやめてたんだけど、Spotify を機に、音楽通勤を再開しようかなあ。

あのころの音楽、ちゃんと遠くで流れているはずなんだよ。