感嘆符は、カンタンさ。

むかしはこんなじゃなかったのになあ、と思う。

メールやLINE、メッセンジャーなどでやりとりするとき、けっこうな頻度で感嘆符(!)を使うようになった。自分が喜んでいることをあらわす記号として、上機嫌であることをあらわす記号として、冷めているわけではないことを伝える記号として、やたら「!」を使ってしまう。

わかりやすくいえば、「どうもありがとうございます!!! いいですね! たのしみにしています!!!!」みたいな感じだ。使っていくうちに1個では足りない気がして、3つも4つも感嘆符を重ねてしまっている。

たしかに上記の文面を、感嘆符抜きで「どうもありがとうございます。いいですね。たのしみにしています」と書いてみると、どこか冷たく他人行儀な印象を与える気もする。


不勉強なままあてずっぽうな話として言ってしまうと、そもそも文字(漢字やひらがな)とは、「情報」の伝達や記録の手段として発明されたものだ。しかしメールやSNSがコミュニケーションの一部として日常生活に溶け込んだ現在、われわれは文字によって「感情」を伝達しなければならなくなっている。メールやSNSは、「情報伝達」の手段としてよりも、「感情伝達」の手段としてその役割を大きなものとし、だからこそ絵文字が流行り、LINEスタンプが隆盛を極めることになる。そして旧来型のメールにおいては、スタンプの代用品として感嘆符を多用してしまうのだろう。

……といった流れは整理できているつもりなんだけど、うーん。なんとなく感嘆符を多用したやりとりに「言語化のさぼり」を感じてしまうんだよなあ。もう少していねいに考えれば、感嘆符を使わなくても「よい感情」を表現できるはずで。

今後は、感嘆符を減らしたメールを意識してみようと思っています。

桃栗三年、カキうまいねん。
59

古賀史健

コメント2件

私も「冷めているわけではないことを伝える」ためにメールで感嘆符を多用していました。前の文で「!」を使ってしまったから、次の文では「!!」にして・・・といった具合に感嘆符の個数や配置に気をもんでさえもいました。そうしながらも、モヤモヤしていたのは「言語化のさぼり」を感じていたからなんだ、とスッキリしました。今日から、さぼらないメールを心がけたいと思います。
日本語以外でメッセージを送ると、冷たさを感じさせないように感嘆符・顔文字を多用するよね。とつい先日そんな話になりました。「相手にネガティヴな感じを与えないためだよねー。」そんな結論になりました。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。