『ミライの授業』発売です。

親愛なるフリーランスのみなさま、ご存じだったでしょうか。

住民税1期分の納付、昨日までだったんですよ。ほら、お手元のカレンダーをご覧ください。きょうは下半期のはじまり、7月1日なのです。

ぼくはこの日を指折り数えてたのしみにしていました。おもわず住民税の納付期限を失念し、延滞金の支払いを確定させてしまうほど、たのしみにしていました。

なぜか。そんなに下半期がうれしいのか。

違います。きょう7月1日が、構成をお手伝いさせていただいた本、瀧本哲史さんの新刊『ミライの授業』の発売日だったからです。


担当の豪腕編集者・講談社の加藤晴之さんを通じてこの企画について知らされたのは、たしか1年半くらい前のことだったと思います。『僕は君たちに武器を配りたい』や『武器としての決断思考』などの著作で知られる、エンジェル投資家にして京都大学客員准教授の瀧本哲史さんが、まったくあたらしい本の構想をもっている。ついては、話を聞いてみないか。そんなお誘いでした。

なんだかよくわからないけど、おもしろそうだ。

わくわくしながら参加した初会合の場で、瀧本さんは力強く宣言しました。


「中学生に向けて、できれば中学校の教室で、特別講義をおこないたい」


瀧本さんの危機意識と論旨は、きわめて明確です。これまで自分は、大学生や社会を変える意欲を持った若いビジネスパーソンに向けて本を書き、メッセージを投げかけてきた。そしてこれまでの著作活動には、一定の手応えも感じられた。しかし、「それだけ」では足りない、というのです。


「いまの中学生は、21世紀に生まれた、まったくあたらしい世代です。まだ何者でもないけれど、これから何者にもなれる可能性を持っています。そんな彼ら、具体的には14歳の彼らに、特別講義を通じて強いメッセージを送りたいと思います」


そして、ただ14歳に向けた本を書くのではなく、現実の14歳たちと直接触れ合うような場を設けたい、特別講義を開講したい、と瀧本さんはいいます。

じゃあ、どこかの中学校にお願いして、特別講義をやりましょう。そのすべてを本としてまとめましょう。ぼくらの声に、瀧本さんは首を振ります。


「都内の公立中学校だけでなく、全国の中学校をまわりましょう。有名私立があっていいし、過疎化が進む地方の公立校にも行かないといけない。中学生ということばで、ひとくくりにしてはいけません」


こうして2015年の1年間をかけて、瀧本さんと編集・加藤さんと一緒に全国の中学校をまわる旅が続きました。誰もがその名を知るような超進学校から福島で避難生活を送る地域の公立校まで、時間や手間を惜しむことなく、毎回内容を少しずつ変えながら、特別講義をおこなっていきました。


講義のテーマは「未来をつくる5つの法則」。

ここで少しだけタネ明かしをすると、隠れテーマは「あの偉人たちは、いかにして世界を変えたのか?」なのかもしれません。

はじめて触れる刺激的な講義に、目をきらきら輝かせながら聞き入る中学生のみなさんは、まさに「未来に生きるひと」であり、希望そのものでした。


そして全国でおこなわれた特別講義のエッセンスをぎゅーっと凝縮し、より深く、よりわかりやすくまとめた一冊が、今回の『ミライの授業』になります。

また、今回の書籍化にあたっては、寄藤文平さんによるたくさんイラストと、美しいブックデザインが、本としての価値を何倍にも高めてくれました。

「本」ってすごいなあ、おもしろいなあ、みんなが真剣に、みんなが丁寧に取り組んでいけば、こんなところまでいけるんだなあ。と感じることのできた、個人的にも発見と思い入れの多い一冊です。

もちろん大人が読んでもおもしろいし、大人たちにこそ読んでほしい一冊。

ぜひ書店でお見かけの際には、お手にとってみてください。瀧本さんはじめ、ぼくらの「本気」が伝わるはずだと信じています。


それから最後に、今回ご協力くださった全国の中学生のみなさま、学校関係者のみなさま、ほんとうにありがとうございました。

郷に入ってはひろみに従え。
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古賀史健

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コメント2件

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