年末恒例のこんにちは。

「古賀さんは何日まで働くの?」

ネパールから帰国後、もっともたくさん聞かれた質問はこれかもしれない。おおくの会社ではあしたが仕事納めなのだろうし、きのうが仕事納めだった会社も、きょうがそれだという会社も、わりあい身近にいくつもある。その一方で当然に「年末年始、1日も休めねえっすよ!」なフリーランスの方々も周囲にはたくさんいて、さてさて、ぼくはどうするのだろう。深い意味もない、年末恒例のこんにちはみたいなものだとわかっていても、聞かれるたびにどぎまぎする。

置かれた状況から整理していくと、年末までに終わらせるべき仕事は、もうない。今月が締切だった原稿のいくつかも、引越も、ネパールも、とりあえずは終わった。新オフィスの片づけはぜんぜん終わってないけど、来月にはまたおおきめの締切が数本待っているけど、まあ別にきょうを仕事収めとしたところで、誰かを怒らせたり、がっかりさせたり、ご迷惑をかけたりするわけじゃない。むしろ明日からの年末年始をずっと家にいれば、犬はよろこび部屋駆けまわる、だ。


それでもいまいち明日から休もうという気にならず、年末年始で10連休だ、みたいなプランが魅力的に響かないのは、どうせ3日も休めば胸の下がもぞもぞして働きたくなるに決まっているからである。

これは、30代まで患っていたワーカホリック症候群的なもぞもぞではなく、いま取り組んでいるおおきめの原稿に、けっこうな手応えを感じているからだ。たぶん、年末年始のぼくにとっては正月特番のバラエティ番組を眺めることよりも、この原稿を前に進めていくほうがおもしろいだろうな、そっちを選ぶだろうな、という予感がいまからある。まだなにひとつ決めていないけれど、この年末年始はお休みを極力短くするかもしれない。


来年はすこーん、とホームラン打ちたいな。

椅子の上にも3円。
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古賀史健

古賀史健(2018)

古賀史健の note、2018年分です。
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