見出し画像

海援隊のあの歌を。

昨日、仕事帰りの渋谷駅。

1月12日(木)の22:00から放送されるフジテレビ系ドラマ「嫌われる勇気」のポスターとサイネージがびっしり貼られていました。

むかし海援隊に「思えば遠くへ来たもんだ」というヒット曲がありましたが、2010年に岸見一郎先生のもとを訪ねてからここまで。あるいは1999年に岸見先生の『アドラー心理学入門』を読んで、「いつかこの方とアドラーの決定版になるような本をつくろう!」と決心してからここまで。

ふだん、あんまり感慨にふけるような時間を設けないように自分を律しているつもりのぼくですが、この光景を前にしたときはさすがに「思えば遠くへ来たもんだ」のことばが出てしまいました。

でも「ここまで来た」と感慨にふけっているのはぼくら本のつくり手だけで、多くの視聴者、そして主演の香里奈さん、加藤シゲアキさん、椎名桔平さんをはじめとするドラマ制作陣のみなさんにとっては「ここからはじまる」ものなんですよね。

こうして「バトンをつなぐこと」は、バトンズという会社の根幹にある大事な考えなのですが、このドラマからはじまることがたくさんあるといいなあ、ここからまた次のなにかへ、バトンがつながれていくといいなあ、と思っています。映画化するとかコミック化するとか、そういうメディア的なバトンではなくて、ぼくが最初にアドラー心理学に触れたときのぐらぐらを、誰かに手渡しできればいいなあ、と。


ちなみに、12日ドラマ終了後の23時過ぎから、同じくフジテレビ系列の「バディーズ」という短い番組に出演する予定です。

ぼくにとっての「バディー」といえる男を紹介する、いったい誰が見てくれるんだという番組で、たぶんガッチガチに緊張してると思います(収録済み)。とはいえ、仕事選びは仲間選びでもあって、そこで紹介する彼の存在がなければ、この本は生まれませんでした。

お互い忙しそうにしてるけど、またなんか一緒につくろうよ。